kawashima

【パーソナル健康学】No.263 (2015.2.26)
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FROM 川嶋朗

免疫の中心を担っているのは、
血液中の「白血球」という成分です。

白血球には、細菌など比較的大きめな
異物を処理する「顆粒球」と、

ウィルスなどそれよりも小さな
異物を処理する「リンパ球」の
2つがあります。

この2つに自律神経は深く関わっていて

交感神経が優位になると顆粒球が増え、
副交感神経が優位になると
リンパ球が増えるということが
わかっています。

自律神経のバランスがよければ
「顆粒球」と「リンパ球」のバランス、

つまり白血球のバランスも
よくなりますが、

自律神経のバランスが崩れると
白血球のバランスも崩れてしまい、
その結果、免疫力が下がってしまうのです。

とくに問題となるのは、
ストレスなどで交感神経が
過剰に優位になった場合です。

交感神経が優位になり顆粒球が増えると
基本的に感染症に対する抵抗力が
高くなるので免疫力は上がります。

ところが、交感神経が過剰に
優位な状態が続くと事情が変わってきます。

顆粒球は異物を取り込み、
みずからがもつ「分解酵素」と
「活性酸素」によって処理します。

ところが、
顆粒球が増え過ぎてしまうと
実は、これが大問題なのです。

というのも、顆粒球の寿命は
2日から3日と短いうえ、

顆粒球は死ぬときに、もっていた
「活性酸素」をばらまいて
細胞を傷つけてしまうからです。

この活性酸素が増加することで、
遺伝子を傷つけ、がんの元となる
細胞のコピーミスを生みやすくする
といわれているのです。

実際に、病気になっている人は
冷えているために酵素反応が
低下して代謝が落ち、

血液の流れが悪くなり、
免疫力も低下しているのです。

さらに病気になれば心も病み、
それによって自律神経が乱れ、
再び体の異常をもたらすという
悪循環に陥ってしまいます。

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◎編集後記
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わたくし、思うのです。。。

「顆粒球」さんは、実は
とってもさみしがりやさん
なのではないかと。

だから、活性酸素をばらまいて
ある意味、他の細胞も、
道連れにしながら死ぬのではないかと。

ストレスが原因で増え過ぎた
「顆粒球」さん。。。
そう思ったら、そりゃ
カラダもココロも冷えますね。

PS
温度が下がり過ぎると
代謝もわるくなって
脂肪がつきやすくなるんですが
もうすぐダウンやニットでは
ごまかせなくなりますね。。。

ー 剱悠子

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