【パーソナル健康学】No.176 (2014.10.16)
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FROM 川嶋朗
「余命半年を言い渡された
がん患者からがん組織が消え、
10年以上元気に暮らしている。」
「寝たきりで起き上がれなかった
患者が、起き上がって普通の
生活をしはじめた。」
そんな奇跡的な回復は、
現実に起こっています。
いったいどういう経過で
“奇跡”は起こるのでしょう?
いろいろな可能性が
考えられますが、1番可能性が
高いのは「リンパ球」の活躍です。
病気が発覚したことがキッカケで、
ストレスの多い仕事から解放されたり、
仕事や私生活の悩みが解決される事
によって交感神経の緊張が緩み…
副交感神経が優位になってリンパ球が
活躍した結果、病気が劇的によくなった
のではないかと考えられるのです。
つまり奇跡を起こすのは、
体ではなく心の領域なのです。
簡単に解決できるくらいなら、
悩みとは呼ばない。すぐに解消できる
悩みなら、病気になんかならない。
たいていの人はそう言うでしょう。
ですが、病気にかかった
ことをきっかけに、人生を
見直すことはできます。
病気は人生をリセットする、
チャンスでもあるのです。
仕事第一に考えてきた
自分を顧みて反省し、これからは
家庭やプライベートな時間を
充実させようと決めた瞬間から、
その人の免疫力は変わります。
病気を得たことから
人生の残り時間に思い至り、
これからは前向きに、悔いのない
生き方をしようと意識し始めた時から
白血球の数は増加しはじめます。
病気になり、予想以上に家族が
心配してくれたり、知人が見舞いに
来てくれたりする事で心が温められ、
とたんに血圧が安定し、症状が
改善されることもあります。
病気になった時にその人が、
何を見て何を考えるか、
それによって病気の治り方は
変わってくるのです。
考え方をちょっと変えるだけで
病気が治るなんて、そんなこと
あるはずがない…
と、思うからこそ、起こった時
それは奇跡になるのです。
もちろん、私も医者です。
理論的に成り立たない奇跡を
治療するうえであてにする
ことはできません。
ですが心と体の密接な
つながりを実感している以上、
その可能性をまったく否定する
わけにはいかないのです。
PS
おのころ心平さんの言う
「病気は才能」という考え方は、
これを紐解くカギを提供してくれます。