【パーソナル健康学】No.264 (2015.2.27)
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FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
前回の、
「産業革命における最大の発明は?」
および、
前々回の、
「なぜ2月は28日までしかないの?」
に続き今回も、
西暦(グレゴリオ暦)に絡む
私たちの「カラダの西洋化」について、
お届けしたいと思います。
※ ※ ※
症状が出るのは、
いつも決まって右ばっかり、
あるいは、
左ばっかりという方に
よくお会いしますが、
古来、中国から伝来し、
日本で独自の発達を遂げてきた
漢方医学においては、
「左を、男性性」、
「右を、女性性」、
としています。
いっぽう、しかし、
イギリスやドイツなどの
スピリチュアル・セラピストの見解では
「右を男性的象徴」、
「左を女性的象徴」、
に置いているんですね。
身体の左右を捉える概念は、
洋の東西でまるきり逆なのです。
じゃ、どっちを信じればいい?って、
そりゃあ東洋に位置する日本では、
東洋哲学の方が当てはまるでしょう、
…と思いきや、
意外にも西洋的な見解、
(つまり、男性的な課題が右に出、
女性的な課題が左に出る)
の方が当てはまる方が多いのが、
実際なのです。
これは、
四柱推命や宿曜術などの
東洋的な占いより、
西洋占星術や
カバラ占星術の方がよく当たる、
という人が多いのと同じケースです。
※ ※ ※
黒船来航以来、
日本はどんどん西洋化されてきた
歴史を辿ってきましたが、
とくに太陰暦
(月の運行を主とした暦)から、
太陽暦(グレゴリオ暦)への
「こよみ」の移行が、
日本人の生活スタイル、考え方、
そして、体質を決定的に変えた、
と言えます。
太陽暦はたぶんに
キリスト教、ユダヤ教的な
時の概念を反映しているため、
知らず知らずのうちに
私たちの生活も、
西洋的なリズムというものが
根付いてしまっているのです。
これは、よい悪いは別として、
東洋と西洋の出会う場所が日本、
そして、その価値観が衝突
(あるいは融合)する場所が、
日本人のカラダという現実を
創っているのです。
そんな生身の現在進行形の
日本人のカラダですから、
個別の状況を、
右左でバッサリと当てはめるのは
至難の業ですね。
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◎編集後記
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自分のカラダは、東洋と西洋の
衝突や融合によって作られている
と思うと、とても貴重な場所なんですね♪
ともあれ、
症状が左右のどちらに出るのかで
当てはめるのが難しいとなれば、
症状の心理的な原因は何かを
意識することも大切だということですね。
PS
世の中では難しいとされている
部分やせも、心理的要因への
アプローチ方法があるそうです
ー 剱悠子