kawashima

【パーソナル健康学】No.283 (2015.4.2)
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FROM 川嶋朗

体の中の水分量を調節するのは
腎臓の役割ですが、

水をたくさん飲むと尿として排出され、
水を飲まないときは尿の量を少なくして
水分を保とうとします。

こんなふうに腎臓が調節するため、
体内の水分の量は、

実はほとんど変わりません。

そして、1500cc までの尿であれば
毒素が出ていきますが、

これを超えると、毒素は
あまり出ていかなくなります。

一方、基礎代謝分の毒素が出ていくには
400ccの尿量が必要で、

尿が400cc 出なければ
毒素は溜まっていってしまいます。

ですから、
400cc から1500cc の
間の幅というのが、

尿を出していく意味のある量
というわけです。

つまり、
1500cc までの水は必要ですが、
やたらと水を飲めばいい
というわけではないということです。

腎臓は脱水してしまうと
やられてしまうので、

ある程度の水分量は必要ですが、
1日1000cc から1500cc
くらい飲めば十分です。

また、心臓に問題がある人は
水をあまりとらないように
したほうがいいでしょう。

水をとり過ぎると血液の量が増え、

その分、心臓に負担が
かかってしまうからです。

とり過ぎた水分が体の中に溜まって
体に悪い影響をおよぼすことを、
東洋医学では「水毒」といいます。

水分過剰摂取ぎみの現代人には、
水毒のある人が多いのです。

水毒のある人の特徴としては、

胃の部分が冷たい

胃の部分をたたくと
ポチャポチャと音がする

下腹部がポッコリ出る

下半身太り

下肢のむくみ

などがあります。

血液中の水分が多くなり過ぎると
血液全体の量も増え、

それを送り出すために血圧も高くなり、
脳出血が起こることもあります。

また、排出できない水により
体が冷やされるので、

くしゃみや鼻水、下痢、偏頭痛、
嘔吐などの症状が起こり、
余分な水分の排出が始まります。

水毒のある人は、体を温め、
水毒の排泄につながる食品を
積極的に食べましょう。

効果的な食べ物としては、
赤、橙色、黄色、黒などの
暖色の食べ物が多く、

「寒い土地でとれたもの」
「冬に旬なもの」
と大まかにイメージしておくと
よいでしょう。

また同じ食材でも加熱したり、
発酵させたり、乾燥させたりすることで
温め度がアップします。

たとえば、野菜はサラダよりも
炒めものや煮物、漬物に。

フルーツも、生よりドライの
もののほうが体を温めます。

また、発酵食品も効果的です。

味噌、しょうゆ、納豆なども
積極的にとるといいでしょう。

食材中の酵素が腸の温度を上げて、
腸内の免疫活性や酵素活性を
高めてくれます。

ただし塩のとり過ぎには要注意です。

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◎編集後記
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人間が生きていく上で
水は絶対に必要なものですが、

たしかに、取り込んだ分を
きちんと出すことも大切ですよね。

寒い土地でとれたもの
冬に旬なもの
で、赤、橙、黄色、黒の食べ物、、、

今日の帰り、スーパーで探してみます!

PS
体に入れたものは出す。

これ、呼吸も同じですね。
(呼吸は「出してから入れる」ですが)

息と一緒にため込んでいる感情は
コチラのDVDで呼吸をコントロールする
コツを学んで、一緒に出しちゃいましょう♪

ー 剱悠子

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