【パーソナル健康学】No.23 (2013・11・10)
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FROM 安永周平
あなたは「パンデミック」
という言葉をご存知ですか?
限られた期間に、ある感染症が世界的に
大流行することをパンデミックと言います。
「感染爆発」という意味ですね。
これに対して感染症が一部地域で、
あるいは散発的に流行することを
「エピデミック」と言います。
歴史的なパンデミックとしては、
14世紀にヨーロッパで流行した黒死病(ペスト)
また、19~20世紀にかけて地域を変えながら
7回の大流行を起こしたコレラが有名です。
そして、日本でもすっかりお馴染み、
「インフルエンザ」のパンデミックも…
1918年のスペインインフルエンザ
1957年のアジアインフルエンザ
1968年の香港インフルエンザ
1977年のソ連インフルエンザ
などがありました。
たとえば、スペインインフルエンザでは
世界で約4000万人、日本では約39万人の
死者を出したと言われているのです。
今日は、日本では毎年のように流行があり、
最近、僕の友だちのカラダでも猛威を奮った
「インフルエンザさん」を特別ゲストに
お迎えしてお送りしたいと思います。
※ゲストの登場はこの後すぐ♪
* * *
わたし、インフルエンザです。
毎年、早秋に流行が始まり、冬季にピーク
を迎え、晩春には終息するのが一般的です。
ところで、なんで毎年、
わたしは登場するのか…
はしかとか風疹とかなら、
ワクチンを1回打てばほぼ一生かからない
と言われるのに…わたしの場合、
ワクチンを毎年うつのはいったいなぜか?
それは、わたしが持つHA、NAという
2種類の表面の突起(たんぱく質)
がありますが、この抗原性を
よく変えてしまうからなんです。
あなたのカラダの免疫細胞さんたちが
「抗体」をつくるためにサインとなる
突起を毎年変えてしまうわけですから…
わたしは「免疫パトロール」を
かいくぐる術を心得ている。。。
というわけですね。
でもまあ、そうまでして、
あなたのカラダにお伺いするのには、
ちゃんとした理由があるんです。
わたしの目的は、
①あなたがたのカラダの
血液循環を促進すること
②沈着した金属毒素の排泄を促し、
ミネラルバランスを整えること
③熱の発散
の3つです。
筋肉をあまり動かさず、感覚神経系が
鈍化している方は要注意ですよ。
逆に言うと、
①よくカラダを動かし
②血液循環がしっかりしていて
③金属毒素の排泄がうまくいっている
そんなカラダには、わたしは
侵入しにくいということです。
そして、わたしが特にターゲットに
しているのは、金属毒素の中でも…
「鉛」です。
鉛は、道を歩いていても、ガソリンに
含まれていますし、古い水道管には
鉛が使われているケースが多いです。
髪の毛を染めるヘアダイにも含まれます。
鉛に限らず、重金属の毒素は、
普通に生活していてもカラダに蓄積して
いきますので中々防ぎようがありません。
…で、なぜ、そんなものを狙うのかって?
基本的に、こう考えてくださいね。
わたしたちウイルスはあなたのカラダの
反応に「引き寄せられて」浸入します。
特にわたしは「高熱」を発しますから、
カラダに溜まった金属毒素なんかを
燃やしてしまうのに最適なんですね。
カラダとしては、機能を高めたり、
より健康になるために、
溜まった毒素を何とか排泄したい。
でも、重金属なんかは一度溜まると
なかなか排泄されないんです。
そうするとミネラルバランスが崩れて、
ミネラルイオンなどにより調節されている
体液の流れに不具合が生じます。
この状況を何とかするためにカラダは
わざわざ、我々ウイルスを招き入れてまで
「炎症」を起こそうとするんですよ。
尿、便などの一次排泄で足らない分を、
熱とか下痢とか湿疹とかを使って、
二次排泄しようとするんですね。
***
鉛がカラダにたまってしまうと、
神経組織に異常をきたします。
感覚が鈍化してしまうんです。
さらにそれが運動神経に影響を及ぼすと
筋肉の衰弱を起こします。
また自律神経に至ると、
腸の働きに異常が出ます。
鉛はさらに動脈にもたまりやすいですから
肥厚して動脈硬化の要因ともなります。
そして、このようにカラダに
鉛をためてしまう背景には、
「憂鬱」
「メランコリック(せつない)」
「無気力」
という心理的な感情蓄積
という背景があるんです。
これらの感情と鉛がドッキングすると、
カラダの不完全燃焼、くすぶる体内熱の
増加を引き起こしてしまうんです。
カラダにとっては、、、
よくないですね、この状況は。
…というわけで、わたしが
呼ばれてしまうわけなんですよ。
つまり、わたしは、、、
カラダの要望にお応えして
お手伝いをしているだけなのです。
* * *
さてさて、ちょっと長くなりましたので、
続きはまた来週お届けしたいと思います。
わたくしとあなたのココロの関係、
そして、本当は教えたくない、
わたくしがカラダの中で繁殖するのを防ぐ
具体的な方策についてお送りいたします。
ぜひ、お楽しみにー♪
―――
…私たちにとっては「脅威」とされている
インフルエンザさんに「♪」なんてノリで
言われても困っちゃいますが、、、
とはいえ、私たちがインフルエンザに
感染するのも、何やら理由がありそうです。
来週は、彼(彼女?)がその手の内を
明かすそうなのでこれは要チェックですね!
ぜひ、来週の日曜日を
楽しみにしていてください♪
それでは、カラダに気をつけて、
よい週末をお過ごしください。
―安永周平
PS
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