FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
何かをひたすらじーっと見つめていると、
それが、「あれ?こんな形だっけ?」
とワケがわからなくなること、ありませんか?
ためしに、「頭」という文字を書いて、
1分間くらいじーーっと凝視してみてください。
頭
ずっと見ているうち、
点と縁がバラバラの要素に見えてきて、
「え?こんな字だっけ?」
と感じる瞬間が訪れます。
※※※
このように、視点を一定時間集中させると、
その全体性が失われ、構成要素である個々の
部分をバラバラに認識してしまう現象…
…これを、心理学用語で、
「ゲシュタルト崩壊」といいます。
それをここでは大胆に
「思い込みにとらわれた状態からの解放」
と言い換えてみましょう。
たとえばあなたは
「がんの病巣は白い」と聞いたら、
どう思いますか?
え?がん細胞は黒いはずでは?
と思うかもしれませんね。
実際に多くのがん病巣は、
ビニール状で白いのです。
※※※
こんなふうに特に理由もないのに
「~なはず!」と思い込んでいること。
こうした思い込みや思考の枠組みを
無理なく外していける方法は
あるのでしょうか?
はい、それがゲシュタルト崩壊です。
※※※
あなたが普段、
根拠なく「○○に違いない」
と思っていることに対して、
徹底的に集中して
「本当にそうなの?」
と意識を集中してみましょう。
脳に住み着いた記憶を
いったんバラバラに崩壊させるのです。
よくわからないままに
作ってしまったイメージを
うまく崩壊でき、思い込みという
思考の磁力から解放された脳は、
本来の能力を発揮してくれます。
新しい価値観でそのものの意味を
再構築してくれるのです。
※※※
あなたを縛っているものがあったら、
それを文字で表したり、
人物ならその人の写真を用意して、
一極集中して見つめきりましょう。
そして、ゲシュタルト崩壊が起こったとき、
あなたの脳には新しいステージが始まります。
医療のゲシュタルト崩壊を!
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※8月11日(祝)開催、早割は7月中までです。
―おのころ心平
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◎編集後記
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洋服を買うとき、自分で選ぶと
似たイメージのものばかりになりがちです。
友人が私に似合うと選んでくれた
洋服を着ると、なんだか新鮮…。
自分自身に思い込みを持っているなと
気付かされました。
―三浦とも子