FROM 倭央さおり
おはようございます!
週の始まり月曜日!
月よみ師、倭央さおりでございます!
WAO!WAO!
大阪弁で「水くさい」
関東では「水ぽい」
料理の塩加減が薄いことを言い、
また、人間関係では
よそよそしい、他人行儀
という意味で使われています。
私は、両親にも
「水くさい」ことをしていたのだと
氣付いた事がありました。
前回、乳がん検診の話を投稿しましたが
5年前、主人が亡くなった後に
私の良性腫瘍が見つかった時
原因は
ホルモンのアンバランスだけでなく
カラダからのメッセージだと思ったのです。
主人の癌の摘出手術の後、
医師は親族にだけ告知しました。
「抗がん剤をしたら2年」
「しなかったら1年です」
その医師の言葉を主人に伝えることは出来ず
胸の奥深くに仕舞い込んで
明るく振舞いました。
「大丈夫!大丈夫!」
「父ちゃん!絶対治るよ!」
常に主人には、希望の光を見せ続けました。
でも、それを言う度に
私の胸の奥底で痛く、うずくのです。
そして、日に日に弱っていく主人を
目の当たりにしながら
今度は、胸に不安を抱えます。
更に、家のことも、看護のことも、
治療のことも、息子達のことも、
抱えることは沢山ありました。
でも、明るく振舞った。
1人でお風呂で泣いているクセに
両親にも、息子達にも、親友にも
「助けて!」と、言えなかった。
いえ、言わなかった。
『迷惑を掛けてはいけない』
そんな風に思っていたのですが
『迷惑』とは
迷って惑わせると書きます。
よく考えると
私が「助けて!」と言ったとしても
迷って惑う人などいないのに
逆に、喜んで助けてくれる人々なのに
勝手に、『迷惑だろうな』と
決めつけていたのです。
私が、父や母の立場だったら
「なに言うてるの!水くさい!」って
めっちゃ怒る(笑)
水くさい。他人行儀。よそよそしい。
私は周りの人達を
信用していなかったのかもしれません。
更に、自分は人に迷惑を掛けられるほどの
価値の無い人間なのだと
無意識に思っていたのかもしれません。
逆に考えると、
迷惑を掛けられる人間は
それだけの価値を
自分に持っているという事です。
普段「私なんて」という言葉を
使ったことが無くても
心の奥底では、持っていたのだな…
それで、片意地張って、心を閉じて
胸にいっぱい抱えて
「助けて」の一言も言わなかった。
そんな私に、この腫瘍は
「もっと、心を開きなさい」
「もっと、人を信じなさい」
「もっと、人の優しさに触れなさい」
「それを体験しに生まれて来たのだろう?」
そう、言いにきたのです。
さて、月は今夜21:39に
蟹座で下弦を迎えます。
蟹座は、誰かを守る
誰かを支えるという目的があると
すごく強くなれるし、頑張れる。
けれど、行き過ぎると
自分の限界を超えて
心とカラダが悲鳴をあげてしまいます。
そうなる前に
一旦、人の事は手放して
「助けて」って言う自分を許しましょう。
「私は大丈夫、それより、この人…」って
思うかもしれません。
でも、その人は
その人の意思があり、責任があります。
その人の人生は、あなたの人生ではない。
あなたが倒れたら困る人は沢山いる。
人の為に一生懸命、突っ走っている
頑張り屋さんのあなた!
家族の為、一生懸命
朝から晩まで頑張っているあなた!
たまには
「これ一緒に、やってくれる?」
「手伝ってくれる?」
「助けてくれる?」
そう言ってみましょう!
決して
「これ、やらんかい!」
「手伝え!」
「助けんかい!」
でなく、
『笑顔』で可愛らしく言って下さいね!(笑)
Let’s Joy―!
では、また
来週の月曜日にお会い致しましょう。
倭央さおりでしたー!
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◎編集後記
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友人を自宅に招いたとき
一緒に片付けしようか?と言われても
いえいえ、そんな…と断っていました。
あるとき、一緒に洗い物をしてもらったら
友人たちが帰ったあと
カラダもココロもなんだか身軽。
遊びに来た友人もいつもより
笑顔で帰っていった気がします。
ー 三浦とも子