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【パーソナル健康学】No.87 (2014・4・6)
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FROM 安永周平

さて、新年度が始まり4月も
1週間が過ぎようとしています。

期も変わってせっかく気持ち新たに
頑張っていこうとしているあなたの
カラダに持ち越しで残るものが1つ…

そう、花粉症です。

4月はまだまだ花粉症の季節。

「もー、何とかならないか!」

と思いますよね。

夜も眠れず、日中は集中力も奪われ、
物事にしっかり取り組めないのが、
この症状のとっても嫌なところ。

スギ花粉に嫌悪感を覚える方も
多いことだと思います。。。

しかし、花粉症の原因は
一概に、スギ花粉そのもの…
という訳でもありません。

おのころ心平流の「花粉症の考察」が、
とてもユニークで面白いので、今日は
それを紹介させていただきますね♪

* * *

たとえば、多くの会社では先月末に
「棚卸」をしたと思いますが、実は、
会社だけでなく「カラダ」にとっても
この季節は棚卸のシーズンなんですね。

この時期はカラダも1年間の総決算。
この1年間でカラダに出入りしたもの
の「帳尻合わせ」が行われるのです。

中でも、呼吸の決算は、
花粉症にダイレクトに表れます。

「呼吸の決算」って何だ?

という話になりますが…
呼吸とは、吸って吐く行為。
まさにエネルギーの出し入れ。

そして現代人は、とかく
呼吸が浅くなりがちです。

花粉症に悩む人を見ていると、
絶対というわけではありませんが、
1つの共通点があるように思います。

それは、普段の呼吸において、
『吸う方』が優位になっている事。

「それって悪いことなの?」
と思うかもしれませんが、呼吸は
『吐く方』こそが重要なんです。

数々の「呼吸法」を学んでみると
わかるのですが…どんな呼吸法も必ず

「吐く方を意識して下さいねー」

と言われます。

なぜなら、十分吐ききらないまま
吸う呼吸は、肺の上澄みの空気だけ
を出し入れすることになります。

すると、肺の下の方の空気は、
循環せずに滞留したままで、
肺の中の空気は新鮮になりません。

何事も溜まったものは、濁ったり
腐ったりするので、微量ながらも、
不要物を肺の奥に溜めてしまう…

* * *

肺は、五臓の中でも唯一
ダイレクトに外気に触れる臓器です。
そのため、肺への直接的な刺激を
少しでもやわらげるよう、空気は
肺に入る前に「鼻腔」に入ります。

この鼻腔、私たちのカラダが持つ
『天然の空気清浄器』とも言えるもの。

私たちの鼻から入った空気は、
この鼻腔を通って気道へと進むのです。

鼻腔は、上手に空気を加工して、
肺にあまり負担がかからないように
送り込む役割をしているのです。

冬に比べて、春は空気にたくさんの
「情報」を含むようになります。

また、この時期は気温の上下も激しく、
鼻腔の温度調節機能には、かなりの
「応用力」が必要になるんですね。

…ところが!

普段から呼吸が浅かったり、
胸部や背中上部に緊張を抱えたり
している人は…この応用力が
なかなか機能してくれません。

肺からしてみれば、刺激の強い外気
の侵入はできるだけ避けたいので、
入り口である鼻腔の段階で

「とりあえず水で薄めよう作戦」

に出ることになります。

鼻水、鼻づまり、あるいは、
つーんとした鼻の奥の感覚とともに、
だらだらと鼻水が止まらない方は…

1年を通しての呼吸の浅さや
上半身の緊張といった悪習慣が、

この時期に『鼻炎』という症状で
顕著になってしまうというワケです。

* * *

さぁ、ではお待ちかねの、
花粉症克服エクササイズを
ちょっとだけ紹介いたします。

【エクササイズ】

とにかく上半身の緊張をとりましょう。

マッサージや、肩・腕の緊張を
とる運動、ヨガもいいでしょう。

肩口にのっかっている
プレッシャーや焦りといった感情に
目を向けることも大事です。

* * *

ただ、先に述べたような、
呼吸の帳尻花粉症の場合は、
春分(3月20日)までに
だいぶおさまっているはずです。

今もしつこくとれない花粉症の場合は、
肝臓がからんでいる可能性があります。

冬から春の季節の変わり目、
暦上は、2月4日の立春から4月16日
までが春になります。東洋医学では、
この期間は「肝臓」の季節。

春は、肝臓の代謝能力が
上がる季節でもあるのです。

肝臓のからんでいるケースは、
「食べすぎ」をきっかけに
鼻炎症状が出るタイプです。

胃腸で吸収された食べ物は、
腸の周りの毛細血管に取り込まれ、
全てがいったん肝臓に送られます。

肝臓では、胃腸から取り込まれた
全ての栄養分が加工され代謝され、
それが血液の循環に乗せられて、
カラダの隅々まで運ばれます。

ところが、肝臓が何らかの理由で
代謝能力を上げれず、送られてくる
食べ物を上手に処理できない場合…

「ちょ、ちょっと待ってくれー」

とサインを送ります。

そのサインを受け取った胃腸は、
肝臓が処理しにくい物質に反応して、
胃腸の粘膜を肥厚させてしまう…

つまりは、ある種の
アレルギー反応を起こします。

さあ、これはタイヘン!

毎度の食事の度に、腸の粘膜で
アレルギーが起こるようになり、
それが全身の粘膜に波及して…

ついには鼻粘膜でもアレルギーが
起こりやすくなってしまいます!

目のかゆみがひどく、口や耳の中まで
かゆいような感覚を伴う鼻炎の方、
花粉症から肌のアレルギーにまで
発展してしまうような方は、、、

この1年間、肝臓にかなりの
ストレスを溜めてきたと思って下さい。

肝臓に溜まりやすいストレスとは、
いったいどんなものかというと…

① 不完全燃焼の怒り、
②評価されない事への焦り・欲求不満
③相手の価値観を受け入れられない
④いつもいっぱいいっぱいで、
ちょっとした事でイライラする

などがあります。

どうでしょうか?あなたも、
思い当たるフシがあるでしょうか?

* * *

花粉症の敵とされる「花粉」は、
春の訪れの象徴にすぎません。

もちろん、ミクロの分子レベルで、
花粉が抗原となるのは事実でしょう。

でも、日本人全員が花粉症になる
というわけではないように、花粉症は、
それを受け取る側の問題があります。

会社の決算と同じように、カラダも
春に1年の棚卸をしようとする事を、
ぜひ、覚えておいてはいかがでしょう?

去年1年間で、まだ整理が
できていない諸々のこと。

その状態では、新しい季節を
受け入れることができないよー
…というカラダのメッセージ。

花粉症とは、新しい事を受け入れる
余裕を少しでも作っておこうという
あなたのカラダの健気な反応なのです。

PS
さて、いかがでしたでしょうか?

ちなみに花粉症は3つのタイプに
分けることができます。最初に言った
呼吸の帳尻花粉症は「肺型鼻炎」。

それから、次に述べた「肝臓型鼻炎」。
もう1つは「腎臓型鼻炎」があります。

詳しく知りたい方、あるいは、
自分の症状が今日の内容とは違う方は…

ぜひ、こちらをチェックしてみてください。

http://123direct.info/tracking/cr/qCr4sNJI/166293/12136455

 

 

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