yasunaga

【パーソナル健康学】No.38 (2013・12・15)
>>メルマガの購読はコチラから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

FROM 安永周平

最近、めっきり寒くなりましたが、
いかがお過ごしでしょうか?

無理してカラダを壊さないよう、
ご自身のカラダのセルフケアを
忘れずに意識していきましょう。

さて、今日はちょっと先の話ですが、
冬が終わり春が近づくとやってくる
スギ花粉…「花粉症」についてのお話。

「なぜ、このタイミングで?」
「まだ、スギ花粉は飛んでないけど?」

と思うかもしれません。

しかし、花粉症(鼻炎)の原因が、
実はスギ花粉そのものではなく、
あなたの心の中にあるとしたら???

今のうちから、ちょっと長い目で
考えて対策をしておくと、来年の春は
マスクや目薬を手放せない日々から
解放されるかもしれませんよ♪

 * * *

20万部を超えたベストセラー「免疫革命」
の著者、新潟大学医学部の安保徹教授に
よれば、花粉症を引き起す大きな原因に
「免疫力の低下」が挙げられると言います。

免疫細胞である「白血球」については、
あなたも聞いたことがあるでしょう。

実はこの白血球にはいくつか種類があり、
そのうち「リンパ球」と「顆粒球」の
2つのバランスが、免疫力の強さの
カギを握っているのです。

「免疫力が高い」とは、この2つ細胞が
上手くバランスをとれている状態。逆に、
この2つの免疫バランスが崩れた時のこと
を「免疫力が低い」というのです。

また、安保教授は、このリンパ球と顆粒球の
バランスについて、次のようにも言います。

――――――――――――――――――――
我々のカラダは、過度なリラックスモード
で副交感神経が優位になれば、リンパ球が
増えてアレルギーなどを引き起し、
興奮モードで交感神経が優位になれば、
顆粒球が増えて組織の破壊を引き起こす
――――――――――――――――――――

つまりこれは、我々の生活環境の変化や
ストレスが、リンパ球と顆粒球のバランスに
影響を与え、免疫力を低下させる可能性
があるということです。言い換えれば、、、

「心理的な要因が花粉症をも引き起こす」

ということになります。

 * * *

考えてもみてください。スギの花粉は、
ある日突然現れたわけではありませんよね。
あなたが花粉症になるずっと前から、
春の訪れとともに毎年必ず飛んでいます。

先日、よくTVのニュースで
「今年の花粉の量は、昨年の5~6倍だ」
なんて報道されます、毎年同じような
ニュースが流れていると思いませんか?

にもかかわらず、人が花粉症になるのは、
ほとんどの場合、突然のことですよね。

ある日、鼻がムズムズし出して、
クシャミ・鼻水が治まらなくなった、
目がかゆくてたまらなくなった…

多くの花粉症の方が、そんなふうに
ある日、突然始まったと言います。
もし、花粉そのものが原因であるのなら、
人は子供の頃から花粉症だったはずです。

 * * *

それに、花粉症が田舎よりも都会で
増えているのはなぜでしょうか?

日本アレルギー協会が発表した
統計データによれば、花粉症の発病率は、
スギ林の面積が最も多い九州で12.8%
対して、東京を含めた南関東で23.6%
と、都会での発病率が約2倍もあります。

確かに都会では、大気汚染などの別の原因も
あるかもしれませんが、もし花粉そのものが
原因であるなら、飛散量の多い田舎に住んで
いる人の方が発病率は高いと思いませんか?

また、例えば母親がアレルギー体質で、
そもそも遺伝的に花粉症になりやすい
体質というのはあるでしょう。

しかし、遺伝的に同じ花粉症体質の人が、
同じ生活環境の中で、ある人は花粉症に
かかり、ある人は花粉症にかからない
ケースだってたくさんあります。

つまり花粉症の発症は、花粉という
原因物質や、遺伝体質だけでは
その根本的な原因は説明できないのです。
このため、多くの人が花粉症が治らずに、
とにかく花粉から逃れようとしています。

しかし、いくら花粉症対策のために、
でマスクや眼鏡を使っても、花粉を
完全に避ける事なんてできませんよね?

それにも関わらず、TV等のメディアが
取り上げるのは「とにかく花粉を排除しよう」
とするようなものばかりな気がします。

仮にそれらの方法で花粉症が防げても、
「外出時はいつもマスクと眼鏡を
つけなければならない」とか「洗濯を
したいのに花粉が怖くて外に干せない」
といった、窮屈な生活になってしまいます。

 * * *

しかし、安保徹先生の言うように、
「免疫力の低下」が花粉症を引き起こす
一因となっているのであれば…

我々の生活環境の変化やストレスが、
リンパ球と顆粒球のバランスに影響を与え
免疫力を低下させているのであれば…

心理的なアプローチによって、
花粉症は改善、解消していけるという
可能性が高いとは思いませんか?
(※これはおのころ心平もそう言います)

…ちょっと長くなってしまったので、
続きはまた来週にお伝えします。

2~3月の花粉症の季節まで、
まだ時間がありますので、
もし、あなたが花粉症でお悩みなら、、、

ぜひ、この1週間で自分が
花粉症になった時の事を思い出し
生活環境の変化や人間関係による
ストレス等がなかったか、
考えてみてはいかがでしょうか?

それが、あなたが花粉症に負けない
カラダを手に入れるためのキッカケに
なる可能性がありますので♪

それでは、また来週も
【パーソナル健康学】を
どうぞよろしくお願いいたします。

―安永周平

PS
ココロとカラダの生理学では、
肺、肝臓、腎臓、心臓…に宿る、
潜在意識のメッセージについて
詳しく解説しています.

ブログにコメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。