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【パーソナル健康学】No.180 (2014.10.23)
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FROM 川嶋朗

ここ数年、「泣ける」
というキャッチフレーズが
頻繁に使われていることには
あなたもお気づきかと思います。

登場人物がやたらと泣き、
見ている方も滂沱の涙を流す事で、
韓流ドラマが一大ブームになりました。

しかし、その前から日本では、
映画でもドラマでも小説でも、
エモーショナルでドラマチックで
ロマンチックな、「泣かせる」
作品が大人気なのです。

私はこの傾向を、実に
喜ばしい事だと思っています。

身も心も冷えてしまった日本人が、
無意識のうちに”冷え”を取り除こう
と、そういうものを求めた結果
ではないかと考えています。

物語に入りこみ、感情を揺さぶられ、
感極まって泣いたり、笑ったりする。
それはまさに、心の免疫力を上げる
最高のエクササイズなのです。

1度、試しに泣いてみてください。

感情が高まるにつれて、呼吸が
深くなり、血行がよくなります。

ひとしきり泣いた後は、
身も心もすっきりして、一種の
カタルシスを感じるはずです。

それまで心の片隅に
巣くっていたモヤモヤは姿を消し、
晴れ晴れとした気分になるはず。

新陳代謝が促され、
体も軽やかに感じませんか?

いたずらに感情的になったり、
感情を他人にぶつけたりするのは、
もちろん、大人げない行動です。

しかし、人間はその感情を抑制
しきれる生き物ではありません。

理性的に、適度に感情を吐き出す
時と場所が、人間には必要なのです。

ところが、職場や家庭における
人間関係がうまくいっていないと、
そうした心の新陳代謝が
うまくいきません。

いわば「心の血行」が悪くなって
いる状態です。心もそうやって、
次第次第に冷えていきます。

* * *

たまたま、ここ何年かで
流行っているため泣くことを
お勧めしましたが、もちろん、
他にも心の免疫力を上げる
方法はいくらでもあります。

笑ったり起こったり、感動の種は
探せばいくらでも存在するのです。

例えば、本を読んでみては
いかがでしょうか?あるいは、
映画やビデオを鑑賞したり。
落語や芝居、文楽でも、
いいかもしれません。

世の中に存在する数多くの
物語は、見た人が自分の人生と
照らし合わせ、同じような悩みを
解決するためにあるのです。

こういう悩みを抱えているのは、
自分だけではないのだ、という共感。

この人も同じ苦しみに
あえいでいるのだ、という心強さ。

私よりもつらい人がいる、
という憐れみの心。

私でよければ、手を貸して
助けてあげたいという慈しみの心。

そういうさまざまな温かい感情が、
あなたの悩みを溶かします。

そしてその経験が、
これからのあなたの、
心の免疫力となるのです。

PS
感動を経験することもまた、
人生においても大切なこと。

こちらの書籍も参考にしてみてください。

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