【パーソナル健康学】No.156 (2014.9.11)
>>メルマガの購読はコチラから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM 川嶋朗
もしあなたが、これといった
理由も思い当たらないのに、
体が重だるく肩や腰に鈍い痛みを
感じる状態になったとしましょう。
そして、この状態で病院に行くと
どうなるか想像してみてください。
* * *
まず、様々な検査が行われます。
そして、検査の結果、
特に異常が認められないと、
「自律神経失調症」という
診断が下される事がよくあります。
とても重い病気のように
思われるかもしれませんが、
検査で異常が認められず、
原因がハッキリ分からない時に
日本の医療現場では、このような
病名をつけることが多いのです。
患者さんとしても、
これでひとまず納得…
という事にもなるようですが。
ただ、このように診断がつくと、
今度は「自律神経」の働きを、
コントロールする薬が処方されます。
その多くは、
交感神経の働きを抑え、
副交感神経を優位にして、
心身をリラックスさせる
「安定剤」のような薬です。
しかし、結局は薬によって
無理矢理にコントロールするので
根本的な治療にはなっていない事は
お分かりいただけるでしょう。
* * *
確かに、現代の西洋医学の進歩
には目を見張るものがあります。
先端技術を駆使した検査
システムによる診断制度の向上
医師が行う手術技法の高度化
画期的な新薬の開発などで、
多くの人々が病気の苦痛から
解放されていることは、改めて
説明するまでもないでしょう。
ところが、これで人々がみんな
健康になり、元気に毎日の生活が
送れるようになったかといえば…
答えは「ノー」です。
花粉症やアトピー性皮膚炎
などのアレルギー疾患。
リウマチや膠原病などの
免疫異常による疾患。
ガン、糖尿病、高血圧、
脳・心臓血管障害といった
いわゆる生活習慣病…
これらにかかる人の数は、
増加の一途をたどっています。
ハッキリと病気とは言えない…
けれど、毎日なんだか身体の
調子がおかしい、という人も
増えているからです。
その多くは、生活習慣の乱れや
日々の生活の中で感じるストレスが
引き金になっていると言われます。
しかし、原因がはっきりしないと、
客観性や普遍性をベースにした
「最大公約数的な治療」が主となる
西洋医学では対応が難しくなります。
そこで、そうした人の救いの
1つになるのが代替医療であり、
これと西洋医学を融合させたのが
「統合医療」というわけです。
私は、統合医療とは、
「個人の年齢や性別、性格、
生活環境、さらに、個人が人生を
どう歩み、どう死んでいくかまで考え、
西洋医学、相補(補完)代替医療を
問わず、あらゆる療法から、
その個人にあったものを見つけ、
提供する受診側主導医療」
と定義しています。
これをひと言でいうと、
「西洋医学、予防、
健康増進、民間療法…
つまり何でもありの医療」
と言えるでしょう。また、
「治療を受ける側が自身の
受けたい療法を選べる医療」
「人を幸せにする医療」
「心身ともに健康にする医療」
ということだと考えてます。
では、そのように心身の不調を
根本から解決していくためには
いったいどうしたらいいのか?
そういった事も含めて、
これからメルマガであなたに
お伝えしていければと思います。
PS
10万部を超えるベストセラー
となったこちらの書籍も、
ぜひ、ご参照ください。