kawashima

【パーソナル健康学】No.200 (2014.11.27)
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さて、先週に引き続き、自分で
自分の体の<冷え>を取り、
心と体を温める具体的な方法を
あなたにお伝えしていきます。

繰り返しになりますが、ぜひ、
「無理をしない」ということを
忘れないようにしてください。

* * *

より経済的に体を温めるには、
懐かしい「湯たんぽ」を使う
という手があります。

小さめの湯たんぽに70度程度の
お湯を注ぎ、しっかり蓋をして、
毛布か厚手のタオルなどで巻き、
腿の上に乗せる。

それだけでOKです。

私が子どもの頃は、古くなった
セーターなどでくるんでいました。

湯たんぽは他のどんな
方法よりも、ゆっくり、
じんわりと体を温めてくれます。

お湯を沸かすだけで長時間利用
できますから、省エネかつ経済的です。

温める場所は、どこでもよいのですが、
私が<冷え>を訴える患者さんに
勧めるのは、足の腿を温めることです。

腿には筋肉がたくさんあるので、
そこを温めれば効率よく、
全身に熱が伝わっていきます。

ただし汗をかいてしまうと冷えるので、
汗をかきそうになったら湯たんぽを

(腰の)側面

背面(腰あるいはお尻)

(逆の)側面

と移動させてください。

椅子に座って何か作業をしている時、
読書をする時、パソコンを使う時、
テレビを見る時、いつでも腿から腰、
そしてお尻を温めておけば<冷え>が
体に入り込む心配はありません。

* * *

湯たんぽがない時は、
ペットボトルで温める
という手があります。

まず、ホット用のペットボトル
を用意します。その中に
約40度のお湯を注ぎます。

さらに、蒸気によって熱の
伝導率を高めるために、お湯で
濡らしたタオルを巻きつけます。

上からビニールの袋などを
かぶせて、腿に乗せておけば、
体はすぐに温まります。

このペットボトルを
座っている時は常に腿に
乗せて温めるのが目安です。

以前、テレビの番組で
この方法を紹介しました。

冷え症の女性モニターにこの
ペットボトルを約1週間
乗せてもらったところ…

その女性は全身の体温が上がって、
<冷え>の症状が取れました。

女性がよく立ち寄る雑貨店や
健康グッズ売り場などでは、
電子レンジで1~2分チンするだけで
すぐに使え、また繰り返し使える
という現代版湯たんぽのような
ものも売られています。

特殊な繊維を織り込んで、加熱
しなくても適度に保温してくれる
“温めグッズ”も登場しました。

自分が使いやすいものを、
選んでおきたいものです。

ただし、どんな温めグッズを
使うときにも、低温火傷には
くれぐれも注意してください。

高温で火傷してしまう時には、
その場で痛みがありますが、
低温火傷は気がつかないうちに
表皮の下にダメージを受けます。

低温だからと油断しないでください。
個人差があるので、何度以上
のものを何分以上は当てない…
など、具体的な注意はできません。

自分の調子を見ながら、体の
同じ部位に長時間熱源を当て
続けないよう配慮が必要です。

PS
<冷え>は諸悪の根源…
放置したまま人生を過ごさないよう、
こちらの書籍も参考にしてみてください。

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