【パーソナル健康学】No.277 (2015.3.22)
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FROM 安永周平
マクドナルドのハンバーガーと
マクロビオティックの玄米菜食…
どちらが健康にいいでしょうか?
こんな質問をしたら「アホか?」
と思われてしまいそうなので…
ちょっと質問を変えましょう。
マクドナルドのハンバーガーを
ひと口30回噛んで食べるのと
マクロビオティックの玄米菜食を
ひと口5回噛んで食べるのでは…
どちらが健康にいいでしょうか?
* * *
元神奈川歯科大学教授、斎藤滋氏の
著書「噛めば噛むほど13の奇蹟」
には次のような記述があります。
卑弥呼は1食3990回噛み、
1回の食事時間は51分でした。
徳川家康は1食1465回噛み、
1回の食事時間は22分でした。
戦前の日本人は1食1420回噛み、
1回の食事時間は22分でした。
戦後の日本人は1食620回噛み、
1回の食事時間は11分です、、、
家康から戦前まで、約300年以上
経過しましたが、噛む回数に
大きな変化はありません。
ところが戦後50年という短い期間で
家康に比べて半分以下しか噛まない
食文化ができてしまっているのです。
* * *
僕らは自分の命を維持するために、
他の植物や動物の命を「食べ物」
としていただいていますよね。
ところが、食べ物も「命」ですから
自己防衛機能があり、食べられないよう
毒素を持っていることも多いのです。
たとえば、ジャガイモの芽には
ソラニンという自己防衛の毒素が
含まれているのは有名ですよね。
植物は、この毒素を持つことで
無制限に食べられることを避けて、
種の存続をはかっている面もある。
だから、穀物(玄米)や野菜にも、
毒素が含有されているものです。
この毒を含んだ植物を「食べ物」に
するには、食べる人間側が毒消しを
しなければならないのですが…
その毒消し役として
活躍するのが「唾液」です。
唾液のパワーを侮るなかれ。
実際、国立がんセンターの研究で、
「手術して切り取ったがん細胞に
9歳の男の子の唾液をかけたら
次の日には正常な細胞に戻った」
なんていう研究結果もあるんです。
どんなに素晴らしい玄米や
有機栽培の野菜を食べても、
よく噛まないで唾液が十分に
分泌されないと解毒できない。
* * *
昨日、おのころ心平のセミナー
「ココロとカラダの生理学概論」
を東京で開催させていただきまして
(※満員御礼、有難うございます)
唾液が持つ驚くべきパワーと、
食べることの「意外な意味」を
改めて認識させられました。
食事の時、よく噛んでますか?
ひと口目だけでもよく噛めば、
唾液はしっかり分泌されます。
子供の頃「よく噛んで食べなさい」
と、誰もが教わったと思いますが、
忙しい現代社会に生きる私たちは、
改めて意識する必要がありそうです。
現在、食の情報は溢れてます。
カラダに悪いものを減らすのは、
確かに素晴らしい心がけです。
しかし、あまりに過敏になって、
有害な添加物を100%避けようと、
窮屈な食生活を送るよりも…
人間のカラダの機能に感謝して、
よく噛んで美味しく食べるように
心がけるほうが…幸せじゃないか
と、単純に僕は思うのですが…
いかがでしょうか?
この変化の多き世の中で、
その変化に適応してくれている
私たち人間のカラダというのは…
改めて「凄いな!」と思いますね♪
PS
ちなみに昨日のセミナー、本当は
医学書に書いてあるような内容が
おのころ心平の斬新過ぎる解説で
笑いあり、気づきありで学べる
他にはない内容となっています。
これを自宅で学べるプログラム…
明日までキャンペーン中ですので、
ぜひチェックしてみてくださいね。
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◎編集後記
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昨日の生理学概論セミナーも
たくさん笑いながら
カラダの凄さを実感する1日でした。
お昼のお弁当を食べている時に
「今30回噛んだ?」
とドヤ顔で言ってくる安永に
少しイラッとしましたが、
春はイライラする季節だから!
と自分の器の小ささを
正当化しながら
美味しくいただきました♪
ー 剱悠子