yasunaga

【パーソナル健康学】No.301(2015.5.3)
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FROM 安永周平

京都大学の山中伸弥教授が発見し
2ノーベル賞受賞でも話題となった
iPS細胞をはじめ…現代の医療技術の
発展は目覚ましいものがあります。

昔は治らなかったような病気が、
医療技術の発展・新薬の開発によって
治療が可能になっている事も多い。

たしかに、これは凄いことです。

が、それによって大きな問題が
引き起こされていることに対して
僕らはあまりに自覚が足りません。

先週の日曜日、僕自身も京都で
統合医療の世界的権威である
アンドルー・ワイル博士をはじめ
統合医療のパイオニアである
先生方の話を聴いてきました。

そこで、ワイル博士の話を聴いて、
本当にそうだな…と思ったことを
あなたにも伝えたいと思います。

 * * *

医療技術の発展は確かに目覚ましい。
しかし、その発展とともに現代人は
それらの技術に依存し過ぎています。

僕ら患者側の視点で言い換えると、
予防や健康増進を怠っています。

考えればすぐにわかる話ですが、
最先端の医療技術、新技術って
もの凄くお金がかかります。

長年の研究費、医療機器、新薬…
多くのお金が投入されているし、
ある意味、当然のことなんです。

一方で「予防」や「健康増進」って
圧倒的にコストが安いわけですよ。
また、自発的な行動ですし効果的。

たとえば、食事療法なんて、
食事を見直す事が主な方法です。
特別にお金がかかることもない。
必要なのは個人の行動変容のみ。

ところが、この活動に対して
個人の行動変容を促すことには
40兆円を超える国の医療費から
予算は付けられないわけです。

医学部で食事療法が教えられるか?
というと、ほとんど教えられない。

ここが変わらないのは、残念ながら
利権を持った人達が抵抗勢力になり
変化を起こさないようにしている…
という面が大きかったり。。。

だからこそ、政治が変えてくれるのを
待つのではなく、国民が草の根運動で
セルフケアの精神を育てる必要がある。

私たち一人一人、国民の興味・関心、
市場・ニーズが変わっていかないと、
今後の変化は決して起こらないのです。

 * * *

国民皆保険制度は、確かに、
日本が世界に誇るべき制度です。
でもそれは正しく使われてこそ…の話。

病気になったら医者に行けば
お医者さんがなんとかしてくれる。
保険が効くんだから、高い保険料を
払ってるし使わなきゃもったいない…

そんな腐った意識のために
ある制度ではないはずです。

本来、病気で困ったときに
国民がお互いに助け合うために
お金を出し合おうという制度のはず。

ムダに医療費を増やすための
制度では決してありません。

自分たちの不摂生が原因で必要な
治療費を、子孫に肩代わりしてもらう
そんな目的の制度ではありません。

このままの状態が続くのなら、
残念ながら医療体制は、これから
もっと悪化していくのは確実です。

救えるのは日本に「セルフケア」という
文化・風土を作ることだけでしょう。

否応なしに、その時代は来ます。
セルフケアを自身がやるのは
これからもう当然のこととなる。

もちろん、セルフケアというのは
全て自分ひとりでは完結しません。

言葉で言うのは簡単ですが、
専門知識や技術の力も必要です。

専門家としてサポートできる人、
つまりはセラピスト、治療家の
価値はこれから確実に上がります。

そして、おのころ心平も
メルマガで書いておりましたが、
その時代の波は本当に来ています。

 * * *

セラピストの需要、これから
もっと高まりますし責任も大きい。

でも、だからこそやりがいがあり、
喜びも大きな「生き方」になるはず。

そんな時代がもうすぐそこまで
来ている事を講演で感じましたが…

あなたは、これからもひとまず
セラピーの勉強だけを続けますか?

それとも、実際に仕事として
人の役に立つことを考えますか?

今一度、しっかりと考える
タイミングなのかもしれませんね。

PS
セラピーを本当に仕事にしたいなら、
おのころ心平の無料ビデオ講座
チェックしておくのをオススメします

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◎編集後記
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ふと思いましたが
「セルフケア」って
どういうことだと思いますか?

口に入れるものを意識する
カラダにつけるものを意識する
カラダを動かすことを意識する
ココロのバランスを意識する
カラダやココロのメンテナンスをする

っていうのが、私なりの
セルフケアかなと思いましたが
みなさんはいかがでしょう?

コチラの感想フォームから
お聞かせくださいね♪

ー剱悠子

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