【パーソナル健康学】No.323 (2015.6.11)
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FROM 川嶋朗
心の不調は、さまざまなストレスが
引き金となって起こります。
そのひとつのうつは、
働き盛りの中高年や更年期の女性に多く
また最近は高齢になってから
発症する人も増えています。
うつは極端に副交感神経に
スイッチが入ったままの状態です。
人間はストレスを受けると
交感神経が働きますが、
過剰なほど強い緊張が続くと
交感神経優位の状態を
維持できなくなります。
すると、今度は極端な
副交感神経優位の状態におちいり、
セロトニンやドーパミンの作用不足で
不安感や焦燥感が強くなったり、
気分が落ち込んだりしてしまいます。
セロトニンは脳内の神経伝達物質で、
不足すると精神が不安定になって
睡眠にも悪影響をおよぼします。
さらに、
血管弛緩状態がずっと続くことで、
血流が滞ってしまいます。
憂うつ、イライラ、
なにをしても楽しくないなどの
精神症状と、
食欲不振や過食、倦怠感、
頭痛や腰痛をはじめとする
各所の痛みなどの身体症状も出てきます。
それがまた新たなストレスとなり、
出口の見えない悪循環に
なってしまいます。
過度のストレスで
心のバランスを崩さないためにも、
ストレスを感じた後は
リラックスできる時間を
とるように心がけましょう。
一日の終わりに
のんびりする時間をつくったり、
ウォーキングなどで
体を動かしたりすることもいいことです。
もちろん、体を温めることは
「心の冷え」も取り除くことになります。
イライラ、くよくよ、ムカムカは、
交感神経を優位にして
免疫力をダウンさせてしまいます。
それらを流し去るためにも、
ただボーっと休養だけで過ごすより、
ストレスを解消し、
リラックスできる時間をもてる
趣味が有益です。
仕事とは関係のないなにかに
夢中になれる趣味をもつことで、
免疫力が高まり、
人生の体感温度も上がります。
また、心を冷やさないために、
家族や他人との適度な
コミュニケーションも心がけましょう。
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◎編集後記
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振り返ってみると確かに
家の中でボーっと過ごすより
目的なく外を歩いて
景色や空気を楽しむほうが
清々しい気分になりますね♪
不審者と間違われないようにだけ
気をつけます・・・
ー剱悠子
PS
こちらのプログラムだと
自律神経を高められる
エクササイズができるので
一石二鳥です