kawashima

【パーソナル健康学】No.335 (2015.7.2)
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FROM 川嶋朗

現代の西洋医学の進歩には
目を見張るものがあります。

先端技術を駆使した検査システムによる
診断制度の向上、
意思が行う手術技法の高度化、
画期的な新薬の開発などで、

多くの人々が病気の苦痛から
解放されていることは、
改めて説明するまでもないでしょう。

ところが、これで人々がみんな
健康になり、元気に毎日の生活が
送れるようになったかといえば、

残念ながら、答えは「ノー」です。

花粉症やアトピー性皮膚炎などの
アレルギー疾患、リウマチや
膠原病などの免疫異常による疾患、
ガン、糖尿病、高血圧、
脳・心臓血管障害といった
いわゆる生活習慣病・・・。

これらにかかる人の数は
増加の一途をたどり、
はっきりと病気とはいえないけれど
毎日なんだか身体の調子がおかしい
という人も増えているからです。

このような原因不明の身体の不調を
不定愁訴(ふていしゅうそ)と
呼んでいます。

その多くは、生活習慣の乱れや
日々の生活の中で感じるストレスが
引き金となっているといわれます。

仮にあなたが、これといった理由が
思い当たらないのに、身体が重だるく、
方や腰に鈍い痛みを感じる状態になった
としましょう。

これがまさに不定愁訴ですが、
病院に行くとまずさまざまな
検査が行われます。

その結果、検査値に特に
異常が認められないと、
「自律神経失調症」という診断が
下されることがよくあります。

とても重い病気のように
思われるかもしれませんが、
検査値に異常が認められず、
原因がはっきりわからないときに、

日本の医療現場では、このような
病名をつけることが多いのです。

患者さんとしても、これでひとまず
納得ということにもなるようですが。

このように診断がつくと、
今度は自律神経の働きを
コントロールされる薬が処方されます。

多くの場合、交感神経の働きを抑え、
副交感神経を優位にして
心身をリラックスさせる
「安定剤」のような薬です。

しかし、結局は薬によって
無理矢理にコントロールするわけで、
根本的な解決にはなっていない
ということは、おわかりいただけるでしょう。

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◎編集後記
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なんか最近寝られないのよね
ここしばらくずっと腰がだるい

といった会話を、
当たり前のようにしていることに
慣れてしまってはいけないなと。

ちょっとした不調に過敏になりすぎて
それが逆にストレスになっても
いけないとは思いますが、

何が原因でカラダに出てきているのか
意識していくことはやっぱり大切だと
改めて感じました。

ー剱悠子

PS
ココロやカラダの不調を根本から
解決するにはどうしたらいいのか。
そのための考え方や方法を知りたい方へ。

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