【パーソナル健康学】No.35 (2013・12・8)
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FROM 安永周平
世界で700万部超のベストセラーとなった
「1分間マネージャー」の著者、
ケン・ブランチャード氏が、
次のように言っています。
「新しい事を学ぶのは、
既に知っていることを
実行するより面白い」
…これ、ドキっとしませんか?
私たち人間にとって、新しい知識を
学ぶ事はとても楽しい事です。
知らなかった事を知る。
ネットで話題の新しい健康法
を知って、その結果を想像する。
「これやったら、
凄い事になるかも…」
と想像するのはとっても楽しい事です。
だから、私たちは次から次へと
新しい知識を求めてしまいます。
特に、最近はネットで検索すれば、
最新の美容法や健康法、あるいは、
サプリメント、健康食品などが
それこそ山のように見つかります。
「コレさえ飲めば健康になる!」
「こうすれば病気にならない!」
そんな謳い文句が溢れていますし、
「うさん臭いな…」と思いながらも
そんな「魔法の薬」のようなモノを
人間は求めてしまいがちです。
実は、それには理由があります。
私たち人間が、新しい知識や
方法論を求めるという行為は、
脳の仕組みから来ています。
何故なら、新しい知識というのは、
脳におけるドーパミン放出という
報酬刺激になるからです。
要するに、新しい知識を得る事は、
快感なのです。コカイン等の麻薬も
実は、ドーパミンを放出させる
という作用があります。
だから私たちは、快感を求めて、
毎日何度もメールをチェックしたり、
Facebookで「いいね!」が付いてるか
新しい投稿がないかチェックしたり
ニュースを見続けたりしてしまいます。
そして人間は、ジッとしていると
スグに退屈をしてしまう生き物なので、
常に新しい刺激を求めてしまいます。
それが、新しい知識を中毒のように
求める症状になってしまいます。
* * *
私たちが健康法について学ぶのは、
それを「実践」して変化を得るため。
しかし、このドーパミンの刺激報酬
によって、実践するよりも先に、
また新しい健康法を知って快感を得たい…
という気持ちになってしまうのです。
もし、あなたがこのような状況に
陥ってしまっているのなら、
1つ克服するポイントがあります。
それは目的意識です。
常に新しい知識を求めている人達は、
知識を学ぶ目的がありません。
というより、目的が弱いのです。
目的意識が弱いために、目的が、
知識を得る事にいってしまいます。
自分が何かしらの変化を遂げるには、
目的意識を強く持ち、得た知識を
実践していかなければいけません。
その知識が、自分の目的を
達成するのにどのように役立つか?
という目的意識が明確であれば、
そのノウハウや知識が、新しい、
あるいは、古い、聞いた事がある…
などは全く関係ありません。
目的が明確であれば、
次々と話題になる新しい知識に
振り回される事もありません。
* * *
このメルマガ【パーソナル健康学】は、
あなた自身にピッタリ合った健康法を
ご自身で見つけるための手段として
使ってもらえればと思います。
その人の個性やカラダのクセ、症状、
置かれている環境、また最近やっている
「季節生まれのパーソナリティ」など…
あなたに必要な健康法を、
ピンポイントで絞り込み、まずは、
それだけを上手にやることです。
* * *
少し話はがそれますが、
世の中で大きな功を成している人は、
あらゆる新しい知識や方法論を
持っている人ではありません。
バスケの神様と呼ばれた
マイケル・ジョーダンは、一時、
野球のメジャーリーグに移りましたが
大した成績を上げることができず、
結局バスケに戻ってきました。
大きな成果を上げている人は、
ある特定の分野、自分のフィールドで
メチャクチャ強いというだけであって、
それ以外は意識的に削除しています。
* * *
あなたに必要なのは、
「健康に関するあらゆる知識」
を得ることではありません。
あなたにピッタリ合った健康法を選び、
それを地道に、日常的に実践することです。
ぜひ、自分のタイプを見極めて、
それに見合った健康法をみつけ、
実践してみてくださいね♪
―安永周平
PS
ココロとカラダの生理学では、
肺、肝臓、腎臓、心臓…に宿る、
潜在意識のメッセージについて
詳しく解説しています.