【パーソナル健康学】No.425 (2015.12.13)
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FROM 安永周平
世界で特に権威がある学術雑誌の1つ
『サイエンス』によるリサーチによれば
「睡眠不足の人が、毎日もう1時間
睡眠を取るようにすれば、収入が
600万円増えた時より幸せになれる」
という計算結果が出ているとのこと。
まぁ「睡眠不足の人」という
前提条件が付いていますから、
全ての人に当てはまるわけでは
ないでしょうが、面白い話です。
「収入が増えたら幸せになれる…」
多くの人がそんな期待を持って、
無理して睡眠時間を削ってでも
収入を増やそうとしています。
ところが、収入と幸福度の間に
関係があることは、幸か不幸か(?)
科学的には証明されていません。
南カリフォルニア大学の調査では、
日本では1958-1987年にかけて、
実質所得が500%もUPしたのに、
日本国民の幸福度には、いっさい
変化がなかったと報告されています。
ただ、現在の収入にもよりますし、
やはり現時点では収入を上げるのが
日々の幸せに必要な人もいるはず。
当メルマガは【パーソナル健康学】。
個人(自分)に合った方法・情報を
選んでいく必要はありそうです。
収入を増やそうと仕事を頑張って、
収入は増えたけど幸せ度は下がる…
目的と手段を履き違えてはいけない、
そんなことを思わせてくれますね。
* * *
とはいえ、毎日当たり前のように
しているこの『睡眠』という行動。
睡眠欲は生理的な欲求ですし、
無意識にやってる行動ですから、
「睡眠時間」という結果以外は
あまり意識しない人も多いはず。
しかし、この無意識の行動によって、
自分では予想もしないほどの影響が
人生にもたらされるなら話は別です。
睡眠は毎日必ず取るものですから、
それが変わることの効果はきっと
1年後のあなたを別人にするほど
大きな可能性を秘めているはず。
習慣の力というのは、
とてもパワフルですからね。
実際、睡眠が変わると
日々のパフォーマンスが
著しく上がったケースが
たくさん報告されています。
たとえば、有名な話だと、
スタンフォード大学の
バスケットボールチームを
対象に行われた調査です。
睡眠が脳に与える影響を研究していた
シェリ・マー研究員はバスケ部の選手
11人に、2-3週間はいつも通りの
生活をしてもらいました。
その後、仮眠と食事に気を配り、
毎晩10時間の睡眠を心がける
生活を5-7週間してもらいました。
この実験を3シーズンに
渡って行った結果、選手11人の
パフォーマンスは驚くほど向上し…
・3ポイントシュートの成功率:9.2%
・フリースローの成功率:9%
もアップしたというのです。
僕も昔バスケをやっていましたが、
1割上がるって凄いことですよ。
さらに選手たちの気分は明るくなり、
疲労を感じにくくなったと述べており、
シェリ・マー氏は研究結果で、
「以前の彼らが最下限レベルで
機能していたことを示している。」
という結論をつけています。
もし、私たちの今の状態が
『最下限レベル』だとしたら…
それが、睡眠を変えることで、
気分が明るく、疲れにくくなるなら…
人生のパフォーマンス・充実感が
大きく変わってくるとしたら…
よくも悪くも毎日の習慣である睡眠を
見直さない手はないと思いませんか?
おのころ心平は、こういった
人生を変えるレベルの睡眠を
自らの言葉で『達睡』と呼んでおり、
それに必要な方法をまとめています。
たとえば、血液型によって
眠りを深くする方法が違う…など、
自分の体質やタイプに合わせた方法を
見つけられるようになっています。
興味がある方はぜひ、コチラ
チェックしてみてくださいね。
PS
女性起業家として名高い
「ハフィントン・ポスト」の創設者
アリアナ・ハフィントン氏曰く…
「睡眠不足の男の話はつまらない」
と…とりあえず今日は23時には寝ます。
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◎編集後記
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アリアナさんの
「睡眠不足の男の話はつまらない」
に激しく共感してしまいました!
(けっして安永の話がつまらないと
言っているわけではありません笑)
私も元バスケ部なので、
成功率をあげる難しさを知っていますが
「最下限レベル」で日々を
過ごしているかも・・・なんて
考えるだけでゾッとします!
ー剱悠子
PS
毎日のように
あちらこちらで講義や公演を
されているおのころ先生の
パフォーマンスの源の1つである
「達睡」はこのオンライン講座で学べます。
※キャンペーンは明日まで