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FROM 川嶋朗

養生とは、
自然の移り変わりに合わせ、
季節に応じた生活をすることです。

中国の医学書には、

「夜が長い冬の間は
 外に出ないで家の中にこもり、
 早寝早起きをすること。

 萌えいずる春の季節に
 なったら外に出て、
 自然が発する気を
 たっぷりともらうこと。

 夏になったら遅寝早起きをして、
 春にもらった気を開花させること。

 そして秋になったら
 冬に向けて備えること」

とありますが、大切なのは
太陽の動きに合わせて生活することです。

暗くなると、気は
陽から陰に入れ替わります。

だから暗いときは
十分に寝て陰の気を蓄え、
昼の活動で失われたエネルギーを
回復させます。

そして明るくなったら起きて、
蓄えたエネルギーを使って活動するのです。

こうした生活を送ると、
自律神経のバランスも自然と整います。

交感神経が優位になるのは
活動的になっているとき、
つまり陽の状態で、

副交感神経が優位になるのは
眠っているとき、つまり陰の状態です。

暗くなったら寝て、
明るくなったら起きるという生活は、
自律神経のバランスを保つためにも
大切なのです。

一方、養生を怠れば、自然が人間に
牙をむく可能性もあります。

たとえば冬にうつ病にかかるのは、
冬の生活を守っていないからです。

本来、うつ病は季節の変わり目に
多いといわれる病気です。

季節の変わり目には
低気圧や前線が日本付近を通過し、
副交感神経が優位になります。

そして副交感神経が極値になると、
うつ病の症状が現れるのです。

ですから、
日本が大陸高気圧の圏内にある冬の間、
うつ病にかかることは少ないはずなのです。

しかも冬の気や寒気は
人間に適度なストレスを与えます。

ストレスがかかると
交感神経が優位になり、
うつ病になりません。

ところが、自律神経は極値に達した瞬間
180度入れ替わる性質をもっています。

真冬に家にこもらず、
強い寒気に当たりつづけると
交感神経はやがて極値に達するでしょう。

それを過ぎると交感神経と副交感神経が
180度逆転し、うつ病を発症するのです。

自然はいい気しか発していません。

自然の気が邪気になるのは、
気を受け取る側に問題があるからです。

自然からいい気をもらうためにも、
養生は欠かせません。

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◎編集後記
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太陽の動きとともに生活する。

理想の生活です笑

お仕事の都合で帰るのが遅くなったり
家族、お友だちと過ごす時間を
優先して寝るのが遅くなったり
することもありますが、

せめて朝は
明るくなったらスッキリ起きる
生活を心がけたいですね^^

ー 剱 悠子

PS
年末年始のお休みで
なかなか寝る時間、起きる時間を
元に戻せず睡眠不足が続いている方へ

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