kawashima

【パーソナル健康学】No.371 (2015.9.3)
>>メルマガの購読はコチラから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

FROM 川嶋朗

もし、この世のなかに
たった1つの医療システム
(例えば西洋医学)
しかなかったらどうなるでしょう?

ちょっと想像してみてください。

それしか選択肢はないのですから、
身体の調子が思わしくない人は、
西洋医学の治療を行なう病院や
クリニックに行くしかありません。

しかし、どんなシステムも
オールマイティということはあり得ず、
限界は必ずあります。

そこで苦痛が癒やされない人が
出てくることはいうまでもないでしょう。

数多くの相補(補完)・代替医療が
用意されているということは、

選択肢の幅が
それだけ広がることにつながり、

患者は多角的な視点で
自分に合った治療手段を選べる
というわけです。

例えばアジアの伝統医学でいえば、
漢方、鍼灸、
あんま・マッサージ・指圧、
気功、ヨーガといった
私たちにとって身近な治療手段が
含まれています。

食事療法のなかでは、
ゲルソン療法といった、
聞きなれない治療手段も出てきます。

これは、
人間の自然治癒力を向上させるために、
肝臓の働きの強化を図る療法で、

大量・多種類の野菜・果物ジュース、
生の野菜・果物を摂取するところに
大きな特徴があります。

変わったところでは、
交感神経の過剰な緊張を解いて
副交感神経優位な状態をつくるために、
「笑い」を治療のなかにとり入れ、

落語や漫才などを聞いて笑うことで、
リウマチなどの症状改善や
血糖値の低下といった効果をあげた
手法もあります。

頚椎症、肩関節周囲炎、
関節リウマチ、捻挫、打撲といった
整形外科領域の疾患については、

約半数の人が
整形外科専門機関に受診するよりも、

マッサージ、接骨院、
カイロプラクティック、
整体などの治療機関にかかると
いわれています。

この分野は、
相補(補完)・代替医療が最も
利用される傾向にあるといえるでしょう。

ただし、大きく開いた創傷、
急性心筋梗塞や脳血管障害の急性期、
結核性および化膿性脊椎炎、
神経麻痺を伴う脊椎疾患などは

相補(補完)・代替医療より
西洋医学の治療の方が確実性が
高いと言えます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

中学生の頃は整骨院に毎日通い、
高校生の後半はそこで
アルバイトまでしていた私にとって、
相補(補完)・代替医療は
とっても身近だったんだと
今更ながらに気づいてしまいました!

ー剱悠子

PS
反対を言えば、
相補(補完)・代替医療に携わる
人にとっても多角的な視点が
必要な時代です

コチラ

ブログにコメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。