kawashima

FROM 川嶋朗

患者さんに充実した統合医療を
提供するために欠かせないのが、
代替医療です。

代替というと
「西洋医学の医療の代わりに受ける」
という意味合いを感じますが、
けっしてそうではありません。

もちろん代替医療の治療が
単独で効果を表すこともありますが、
西洋医学による治療と併用して
行われるケースも多いのです。

そのため、代替医療は通常、
相補(補完)代替医療と呼ばれます。

これは
Complementary and Alternative Medicine
(CAM)を訳した言葉です。

「Alternative」をそのまま
「代替」と訳したわけですが、
本来の意味とはちょっと違うように感じます。

統合医療における
代替医療の役割を考えるなら、

「患者さんの選択対象となる医療」
という意味を込めて

「選択的医療」と
訳すのがふさわしいでしょう。

ところで、代替医療とは
どんな医療なのでしょうか。

厳密な定義はありませんが、通常、
近代西洋医学で一般的に用いられない
すべての医療をまとめて、
代替医療と呼んでいます。

伝統医療はもちろん、
温熱療法や食事療法、心療内科で
使われるような認知療法や催眠療法、
イメージ療法、音楽療法なども
代替医療に含まれるのです。

日本で代替医療というと、
正規に認められていない医療
というイメージがありますが、
けっしてそんなことはありません。

そもそも正規に認められている
医療の種類は国によってさまざまです。

たとえば日本の場合、漢方薬、
鍼灸治療やあん摩・マッサージ・指圧、
柔道整体を受けるときには
一部医療保険が利くでしょう。

一方イギリスでは、
国の認定を受けたヒーラーが病院で
スピリチュアルヒーリングを行う場合、
医療保険の対象となります。

患者さんは無料でヒーリング、
つまり手かざし治療を受けることが
できるわけです。

「手をかざすだけの治療を
 正式な医療として認めていいのか」

多くの日本人は
こうした疑問を抱くでしょう。

しかし、
ヒーリングの治療効果が
認められているのは
イギリスだけではありません。

アメリカでは、医療保険で
認められていないにもかかわらず、

5万人の看護師が
バーバラ・ブレナン式の
ヒーリング治療を実践しています。

この治療法を確立した
バーバラ・ブレナン博士は
もともとNASAの物理研究員でした。

手かざし治療のメカニズムや効果を
科学的にとらえようとする人は
世界では少なくないのです。

その他に、
ドイツでは6種類のハーブが
保険で認められていますし、

ベルギーではアロマセラピーで使う
25種類の精油に保険が利きます。

インドではアーユルヴェーダも
ホメオパシーも認められています。

こうした各国の医療事情を
すべて考慮したら、
代替医療というカテゴリーは
成り立たなくなります。

そこで、通常の病院で行われている
治療以外はすべて代替医療と
呼ぶことにしているのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

患者側からの視点でみると
「代わり」ではなく、
「選んで」受ける医療という
意味合いのほうが強いので、
「選択的医療」と呼ぶほうが
なんだかしっくりくる気がします。

今後、代替医療の内容が
どのように変化していくのか
楽しみでもありますね。

ー 剱 悠子

PS
実は脂肪細胞も3週間から4週間で
生まれ変わっているのですが、、、

生まれ変わってもなぜ同じ場所に
いることを「選んで」いるのか。
脂肪を減らしたいと思っている方は
こちらをご確認ください

コチラ
※今日からキャンペーンやってます

>>メルマガの購読はコチラから

ブログにコメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。