FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
僕は、カウンセリングの仕事を
まる25年続けてきました。
けれどその間に、じつは2度ほど、
本気でこの仕事をやめようと
思ったことがあります。
でもその時、僕を勇気づけ、
励まして下さったのは
今は亡きメンターでした。
※ ※ ※
まだ20代だった僕は、
挫折まみれで、
自分のやっている仕事に
自信を失っていました。
こんなのやっていてもしょうがない…。
自分はカウンセラーなんかに向いていない…。
当時すでに70歳を超えていた
そのメンターは、
大きな会社の社長さんでした。
ひとしきり、僕の嘆きを黙って
聞いてくださったあと、
用紙を取り出し、
何やらサラサラとメモして僕に
渡してくださいました。
Wenn morgen die Welt unterginge,
wurde ich heute noch ein Apfelbaumchen pflanzen.
↑ ドイツ語やん!
※ ※ ※
家に帰って必死に訳してみると…、
それは、宗教改革で有名な
マルチン・ルターの遺した格言でした。
「たとえ明日世界が滅びようとも、
私は今日もリンゴの苗木を植えるだろう。」
自分の信じた道は、
理屈じゃない、天命なのだ。
明日、地球が滅ぶとわかっていても
それでも日常として続けていられること…、
それがあるなら、
幸せじゃないか…、
うーー。
※ ※ ※
この言葉は、
十数年の間、僕の脳を
何度もリフレインしているうち、
僕のカラダに同化し、
僕の一部となってしまいました。
脳にはウェルニッケ領と
呼ばれる部分があって、
追唱(ついしょう)して、
その意味を深める機能があります。
ルターの言葉というよりも、
僕にとってはメンターの遺訓として、
その後も、何度も
この言葉には助られました。
※ ※ ※
あなたも、素敵な「座右の銘」に
出逢いましょう。
言葉は、その人の命に
スイッチを入れることができます。
↓
★4月7日(日)広島県福山にて★
てんつくマン×おのころ心平、
トークライブ決定!
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―おのころ心平
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◎編集後記
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人との出会いがそうであるように
生き方を変えるような
言葉との出会いがあると思います。
私はアスリートの言葉に
いつも勇気をもらっています。
スポーツは苦手ですが…
素敵な言葉との出会いが
訪れますように!
―三浦とも子