FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
肝臓は肝臓だけで生きていくことはできません。
人体という環境の中にあってはじめて、
肝臓は肝臓としてのアイデンティティを保てます。
同じように私たちも、私たち個人を、
個体として環境と切り離して考えることはできません。
日常生活の中においてはじめて、
「私」という存在が成り立ち、
「私」の健康も、「私」の病気も、
日常の中で起こります。
※ ※ ※
答えを、切り離された個体の中の
数値だけに見出そうとする現代医学が、
生活習慣病においてなかなか
功を奏さないことが多いのは、
環境や日常空間や人間関係において成り立つ「私」
という視点が持てないためかもしれません。
生活習慣病を人間関係でとらえた場合、
すごくポジティブで前向きで、
夢を語って太陽のような存在の周りには、
影(シャドウ)が生じやすいのです。
明るくイケイケどんどんのだんなさんの
奥さんがうつ病だったり、
地元の名士と呼ばれる方の家族が病気がちだったり、
学校の先生の子供が引きこもりだったり、
お医者さんの家族がその専門医の領域の疾患を患っていたり…。
なぜそのようなことが起こりやすいのでしょうか?
理想と現実のギャップという言い方をしますが、
理想やポジティブシンキングは、
一人だけが強く持てば持つほど、
周りはバランスを取ろうとして無意識のうちに
「影」をつくろうとします。
※ ※ ※
影とはシャドウ。
シャドウとは、深層心理学者
カール・グスタフ・ユングが提唱した概念です。
ユングの言葉には、
「あなたが抵抗するものが、存在し続けます・・・。」や
「内面で向き合わなかった問題は、
いずれ運命として出会うことになる。」
という名言があります。
そして、もっと日常的なことでは、
「他人に対して感じる「いらだち」や「不快感」は、
自分がどんな人間なのかを教えてくれる。」
というのもあります。
生活習慣病とは、家族や職場の
人間関係の力学も反映したコンプレックス(複雑系)
システムであるともいえます。
※ ※ ※
こうしたカラダに出る症状や病気の意味を
問い続けてきた25年。このたび僕は、
僕の主宰する自然治癒力学校で、
「病の感情学~Disease Emotion~」
という半年間の連続講座をやることとしました。
現代病を代表する
15の疾患を取り上げ、それぞれ、
・構造的病因
・機能的病因
・心理的病因
・スピリット的病因から
で立体的にその「病の意味」について
考察していきます。
明日4月17日の、
おのころブログから、詳細案内&受付開始です。
↓
https://ameblo.jp/onocoroshinpei
楽しみに!!
―おのころ心平
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◎編集後記
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食事がカラダをつくるのは
もちろんですが
毎日の生活も自分のカラダを
つくっている…。
そう思うと
1日1日がより愛おしく感じました。
―三浦とも子