FROM おのころ心平
おのころ心平です。
夏が近づくと昔、小学校の頃の先生が、
言っていたことを思い出します。
「世界中のどんな人にも一人一人、
もっとも輝き、もっとも注目され、
もっとも称賛される15分というのが
必ずくるんだ。」
「でもそれは、いつくるかわからない。
その時のために、
ありったけ自分を磨いておくんだよ。」
※※※
どういういきさつで、何を根拠にしての
お話だったか、なんで15分なのか、
さーっぱりわからなかったのですが、
どんな人にも世界が注目する
15分がやってくる……という言葉だけが、
僕の記憶の奥深いところに刻まれ、
数十年たった今も、それが時々
浮き上がってくるのです。
理由はどうあれ、
なんかいいじゃないですよね、
夢があって。
※※※
この先生、思い起こせば、
とても変な先生でした。
宮沢賢治が好きで、理科の授業なのに、
銀河鉄道の夜なんかよく朗読していました。
課外授業ばっかりで、天気のいい日は
生徒みんなを運動場に連れ出し、
ミミズの観察や虫の観察。
女子がきゃーきゃー言って、
そういう女子たちには季節の花の観察。
学習指導要領を
大いにはみ出してるんじゃないですかって
父兄からクレームをもらって、
校長先生にもよく呼び出されていました。
※※※
でも、ほかの先生の記憶は
色あせているのに、
この変な先生の記憶だけは鮮やかなんです。
そんな先生の、
どんな人にも世界が注目する
15分がやってくる……という言葉。
それがもし本当だとしたら、
あなたのその15分はもう来ましたか?
それともまだですか?
もしものために、
あなたの15分はどんなものなのか、
想像してみましょう。
もしかしたら来るかもしれない
その時のために、
自分をとびきりに磨いておく。
先生の意図はきっと、
それが来ようが来まいが
あなたのとびきりを想像できる人生を
送りなさい、ってことだったんだなぁ
と今、大人になって思います。
子供たちに残す、医療の在り方。
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―おのころ心平
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◎編集後記
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いよいよ7月がスタート。
小学生の頃は夏休みが近づいてきて
ワクワクしていたこの時期ですが、
中高生では期末テストで
焦っていた思い出があります(汗)
―三浦とも子