FROM おのころ心平
おのころ心平です。
日本にはいま約32万人の
医師がいますが、
まずタイプとして、
基礎医学の発展に従事する「研究医」、
患者さんと接する「臨床医」と
2つに大別されることを知っておきましょう。
このうち数として圧倒的に多いのは
臨床医ですが、
臨床医のなかにも自分で診療所やクリニックを
開設して働く「開業医」と、
国営、市営、大学、民間の医療法人を問わず、
大きな病院に勤めて働く「勤務医」とがいます
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医師はすべての病気を診ることが
可能ではありますが、
実際はそれぞれ得意分野をもっており、
たとえば痛みに関していえば、
整形外科医がその担当です。
◯◯整形外科という看板を掲げている
クリニックや診療所、あるいは
総合病院に行って整形外科を担当しているのが、
痛み専門の医師というわけです。
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ただ、痛みにもさまざまな種類があり、
たとえば腹痛や胸痛なら、
まず内科医の先生に
診てもらうことになるでしょうし、
頭痛の場合は、神経内科か
脳神経外科という専門があります。
ほとんどの医師は自分の
専門分野の学会に所属しています。
痛みに関する学会でいえば、
「日本整形外科学会」「日本脳神経外科学会」
「日本麻酔科学会」「日本神経学会」
「日本リウマチ学会」「日本レーザー医学会」
「日本頭痛学会」「日本臨床神経生理学会」
「日本ペインクリニック学会」などなど。
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これらの学会では学会認定専門医制度を
導入しています。この認定では、
登録医・認定医・専門医・指導医の順にランクが
上になっていきます。
痛みを専門とする医師を探す手がかりとして、
これらの学会ホームページから専門医、
指導医をみつけていくとよいでしょう。
医療には、実際に患者になる前に
触れておいた方がよい!
というわけで毎年行っている
容易に患者にならないための「患者学」
未来患者学2019 in 品川
↓
https://mma-j.com/
―おのころ心平
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◎編集後記
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エアコンを入れたいなと思うくらい
蒸し暑くなってきましたね(汗)
冷房した室内にずっといると、
換気したとき窓から入る風の
心地よさに驚くことがあります。
人の頭やココロにも新しい風が
必要だと感じています。
―三浦とも子