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【パーソナル健康学】No.50 (2014・1・12)
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FROM 安永周平

昨年、100万部を超える大ベストセラー
となった「医療」に関する書籍があります。

それは、現役のお医者さんである、
慶応義塾大学医学部の近藤誠先生が書いた

『医者に殺されない47の心得』

既にあなたも読んでいるかもしれませんし、
書店でたくさん平積みになっているのを
見たことがあるかもしれませんね。

なんとも凄いタイトル…

本当は人の命を救うはずの医者に
「殺される」なんて言われると、
ちょっと手に取らずにはいられませんね。

かく言う僕も、書店で手にとって、
買ってしまったひとりです(笑)

この本には、前書きからして、
現役の医者が語るにはあまりに
ショッキングな内容が書かれていました…

 * * *

先週のメルマガで…

特別ゲスト「高血圧様」に、
こんな話をしてもらいました。

「高血圧の基準は上が160・下が95
 だったのが1999年2月、世界保健機関
 (WHO)と国際高血圧学会(ISH)とが、
 高血圧の診断基準を改めた。
 これによって日本で1600万人程度だった
 高血圧患者が、一晩で倍以上になった。」

 * * *

そして、先ほどの近藤誠先生の著書、
「はじめに」にはこう書かれています。

※以下、書籍より引用
――――――――――――――――――――

「高血圧のガイドライン操作で、
 薬の売り上げが6倍に」

高血圧患者が4千万人、
高コレステロール血症3千万人、
糖尿病は予備軍を含めて2300万人…

と、日本にはすごい数の
「病人」がいることになっています。

これは、薬を売るための
策略としか思えません。

「このくらいからは治療したほうがいいよ」
という高血圧の基準が、たいした根拠もなく
どんどん下がっているんです。

長い間、最高血圧の基準は160mmHg
だったのが、2000年に140に、
2008年のメタボ検診ではついに
130にまで引き下げられています。

50歳を過ぎたら「上が130」というのは
一般的な数値ですから、たいてい
高血圧患者にされ、降圧剤を飲んで
「治療」するハメになる。

その結果、薬品業界はホクホクです。

1988年には降圧剤の売り上げが
およそ2000億円だったのが、
2008年には1兆円を超えて、
20年間で売り上げが6倍に伸びています。

血圧商法、大成功ですね。

総コレステロール値も、
日本人は高いほうが長生きだと
10年以上前からわかっているのに、
基準値はなかなか上がりません。

コレステロール低下薬のスタチン類は
年間2600億円の売り上げがあって、
関連医療費はその3倍だと言われています。

問題は、血圧やコレステロールを
薬で下げると、数値は改善しても
早死にするリスクが高くなること。

世界中の、数万人規模の
追跡調査ではっきりしています。

※引用ここまで
――――――――――――――――――――

最終的に、何が正解で何を信じるかは、
やはり自分で決める必要があるのですが…

それでも、現役のお医者さんがこのように
客観的な数値データを元に書いていると、
どうも、わざわざ嘘偽りを書いているとは
思えない…というのもありますよね。

実は、僕も父親が高血圧で、日々、
血圧降下剤を飲んでいるので、
それが「血圧商法」なんて言われると…

オイオイ、大丈夫か???

と、正直なところ不安になります。
同じような心境の方もいると思います。

また、さらに、その薬にかかる医療費、
2013年9月の厚生労働省の発表によれば、
実に38兆4000億円で過去最高額。
なんと、国家予算の3分の1以上です。

そして、その大部分は国債…つまり、
未来の子供たちへの借金で支払われます。
これもまた、大人として恥ずかしい現実。

加えて、TVのニュースでは、
医療ミスや医療事故などが取り沙汰され、
「医療不信」の風潮が強まっています。

このような時代において、私たちが、
どのように「医療」と付き合えばいいのか
不安になるのも当然のことでしょう。

 * * *

しかしながら、結局のところ私たちは、
病気になった時にお医者さんに、病院に、
お世話にならざるを得ないのも事実。

これから先、一生医者にかからないで
大丈夫だ…と明言できる人が、
果たして何人いるでしょうか?

きっと、ごく少数ではないでしょうか?

ですから、私たちは今、いざという時
のために、「賢く医者にかかる知恵」を
身につける必要があると思うのです。

お医者さんに責任を求めても、
事態は何も変わりません。

実際、ほとんどのお医者さんは、
医療現場で頑張って、超多忙な日々を
送っており、この事態を改善する
余裕がある人も少ないでしょう。

だからこそ、医療をよくするためには
私たち「医療を受ける側の人間」が
レベルアップする必要があるはずです。

私たち一人ひとりの意識の改善が、
医療を良くしていくために必要不可欠。

おのころ心平が、今、最も強く
訴えようとしていることでもあります。

ぜひぜひ、あなたもこの意識を、
持っていただければ…と思います。

―安永周平

PS
さて、具体的にどうすればいいか…
という話ですが、昨年、人生2度目の医者に
かかられた、断捨離のやましたひでこさんと、
おのころ心平の特別対談

「医療不信の時代を賢く生きる知恵」

を、近々あなたにお届けする予定です。

ぜひ、見逃さないように、
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PPS
セルフケアに重要なココロとカラダの生理学を身に付けることは、現在における必須科目かもしれませんね。

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