【パーソナル健康学】No.63 (2014・2・9)
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FROM 安永周平
きっとあなたも、これまで1度くらいは、
「人生ゲーム」というのをやった事が
あるのではないでしょうか?
(※スゴロクの豪華版みたいな…アレです)
人生ゲームでは、私たちの人生さながら
序盤に「就職」なるイベントがあります。
そこで、今後の「給料日」における
収入が決まってしまう…という、
なんともリアル?なイベントですね(笑)
で、僕の記憶の限りでは、
人生ゲームにおける人気職業は、
「医者」や「パイロット」。
なんといっても高給です!
「サラリーマン」の10倍くらいの
金額が提示されていたような…
昨今の「結婚したい職業ランキング」
でも上位に名を連ねている職業です。
世の婚活女子からの評価は、
今も変わらずに高いようです。。。
* * *
しかし、この「医者」と「パイロット」
高学歴、高収入、世間体の高さ、そして、
命を預かる職業…と共通点も多いですが…
その一方で、大きな違いもあります。
それはいったい何でしょうか?
以下、書籍より引用します。
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私の知人に、パイロットに
転職した元・医者がいます。
パイロットという職業は、
「長時間フライトをしたら、
そのあと必ず48時間
休まなければならない。」
という職務規定があります。
集中力のいる業務であり、
何百人という単位の命を預かる仕事
ですから当然かもしれません。
しかし、考えてみると、
日本の医者はパイロットと同じくらい、
もしくはそれ以上の「業務量」です。
なのに、なかなか、
休みをとることが許されません。
連続で何日間も働かされている状況を、
ある知り合いの医者は、言葉は悪いですが、
「奴隷制度」と評していました。
どんなにタフな精神力を持った人でも
十分な休息がとれないと、
心身ともに疲れるものです。
ピリピリした医療の現場で、
休みもとれず、精神的にギリギリまで
追い込まれているところに、患者からの
無理な要望やクレームが相次ぐ……。
少しもココロが休まらない”極限状況”に
いる医者に、積極的な”ヤル気”を
期待することは、ある意味、とても
酷なことかもかもしれません。
※引用元
おのころ心平著
「誰も教えてくれなかった
医者のかかり方完全マニュアル」
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さて…パイロットと同じように、
あるいは、それ以上に直接的に
人の命を預かる…医者という職業。
しかし、医者という仕事は、
パイロットと違って「休息が取りづらい」
という、過酷な現実があるようなのです。
* * *
実際の所、多くの医者は休息面に限らず
日常的に追い詰められているものです。
医者を追い詰めるものは、
昔よりもかなり増えてきています。
「医者なんだから、
患者の命を救って当たり前」
というような風潮や、自己主張の強すぎる
患者(いわゆるモンスターペイシェント)
の態度が、その主な原因のようです。
それで一番困るのが、医療事故という
リスクが高まること。確かに、医者に
全面的な落ち度があるケースもあります。
しかし、患者からの圧力が医療事故を
引き起こすことも少なくないのです。
高い志を持った医者でも、
あれもこれも求められ、さらには
医療事故などで訴訟のリスクに
さらされてしまうと、、、
志やモチベーションを
保つことは難しいでしょう。
「もっと楽な仕事がいい」
そう思う医者がいたとしても
おかしくはありませんよね。
* * *
最近、医療を批判するような風潮が
強いように見受けられますが、、、
批判し、医療不信が高まるばかりでは
結局のところ、私たち、あるいは
未来の子供たちにとっての『よい医療』
は実現されないのではないか。
…そう、思いませんか?
医者に全てを任せ、全ての責任を
押し付ける…そんな姿勢では、
医者もやる気が出ないでしょうし、
医療は破綻へ向かってしまいます。
従業員がやる気のない会社が、
いずれ倒産してしまうのと同じように。
それに、自分のカラダの事を
他人に丸投げするのは、
「1人の自立した大人」として
どうなのか…とも思います。
だからこそ、この本を、1人でも
多くの方に手にとっていただきたい。
おのころ心平は医者ではありません。
しかし、医者以外でこれだけ医療現場や
生理学、解剖学、そして心理学等に
精通している人を僕は知りません。
医者を”その気”にさせる患者学…
ぜひ、これを身に付けて、
大きな社会貢献の一歩に
つなげてみてはいかがでしょうか?
―安永周平
PS
医者を射止めた婚活女子の方は、
過酷さをカバーする「癒し」の提供を♪
PPS
なぜ、おのころ心平は医者ではないのに、
口コミで、数多くの病気の方が
カウンセリングに訪れたのか?