【パーソナル健康学】No.128 (2014.7.11)
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さてさて、前々回の記事で、
40パターンの血液型を紹介しましたが、
そもそもどのような組み合わせで
血液型が決まるのか?それを
今回はまとめてみたいと思います。
※ ※ ※
血液型には、
赤血球表面についている糖鎖
(血液型物質)を特異的な抗体で
検出し、判断する『表現型』と、
それぞれの表現型血液型が決まるには、
どのような遺伝的組み合わせが必要か
を理論的に考える『遺伝子型』
とがあります。
理論上、
A型には、
AA型とAO型の2種類を想定します。
B型も、
BB型とBO型とを想定します。
O型は、OO型のみ、
AB型も、AB型のみです。
※ ※ ※
なので、
★父、母がどちらもA型であっても、
AA×AA → 子 A型
AA×AO → 子 A型
AO×AO → 子 A型 および O型
というパターンが生じ、
O型の子が生まれる可能性もあるのです。
★同じく父、母がどちらもB型の場合も、
BB×BB → 子 B型
BB×BO → 子 B型
BO×BO → 子 B型 および O型
というパターンになります。
★両親がA型とO型の組み合わせの場合、
AA×OO → 子 A型
AO×OO → 子 A型 および O型
です。O型よりA型の方が強く
遺伝されるため、AA×OOでは、
表現型はA型になりやすいとされています。
★両親がB型とO型の組み合わせの場合、
BB×OO → 子 B型
BO×OO → 子 B型 および O型
で、同じくO型よりB型の方が強く
遺伝されるため、BB×OOでは、
表現型はB型になりやすいです。
★両親がともに、O型の場合は、
OO×OO → 子 O型
のみとなります。
※ ※ ※
さて、ここからが少し複雑。
A型、B型、AB型が入り混じると
どうでしょう?
★A型とB型の組み合わせの両親の場合、
AA×BB
AA×BO
AO×BB
AO×BO
という4つのパターンが生じます。
AA×BB → 子 AB型になります。
AA×BO → 子 AB型かA型です。
AO×BB → 子 AB型かB型です。
AO×BO → 子 AB、A、B、Oすべて。
だから、A型B型両親からは、子供は
すべての血液型の可能性があるのです。
そして、AB型の登場です。
★AB型とA型の両親の組み合わせからは、
AB×AA → 子 AB型かA型
AB×AO → 子 A型かAB型かB型
★AB型とB型の両親の組み合わせからは、
AB×BB → 子 AB型かB型
AB×BO → 子 AB型かB型かA型
★AB型とO型の両親の組み合わせからは、
AB×OO → 子 A型かB型
★両親ともにAB型の場合は、
AB×AB → 子 A型かB型かAB型
となります。
※しかし、AB型にはシスAB型という
これはAB型の0.01%の人ですが、
(AB/O)で示される特殊なもの
があり、その場合は、A型、B型、O型
との組み合わせでO型が生まれる
希なケースもあります。
※ ※ ※
いかがでしょう?
たった4種類の表現型の裏には、
さまざまな背景や歴史が刻まれている
ということですね。
僕は血液型を考えるとき、
おなじ病名でも、その背景には
それぞれ個人の歴史やストーリーがある…
病気は病名ではくくれない個人の
物語なのだ、ということを思い出すのです。
↓
※8/24(日)、おのころ心平大講演会
「病気は才能」=病気は個人の物語