yasunaga

【パーソナル健康学】No.5 (2013・9・29)
>>メルマガの購読はコチラから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

FROM 安永周平

「決して部屋をのぞかないでください。」

日本昔ばなしの「鶴の恩返し」を
知らない人はいないと思いますが、
私たち人間はどうしても、、、

「やってはいけない」と言われると、
やりたくなってしまうものです。

これは日本人に限らず、
人間なら誰しもそうあるもの。

現に2007年にアメリカで行われた
面白い実験結果があります。

 * * *

「チョコレートを食べてはいけない」

そう指示されたダイエット中の女性は、
一週間後に行われた試食テストで、
そのように禁止されなかった女性に比べ、
チョコレートやアイスクリームやクッキーを
なんと2倍もの量を食べてしまいました。

まさか、チョコレートやアイスクリームに
含まれているアミノ酸や微量な栄養素を
脳やカラダが突然欲したわけではありません。

そんな事が起きるなら、僕らはみんな
ハンバーガーやカップラーメン等ではなく、
毎日新鮮なフルーツや野菜が欲しくて
たまらなくなりますね(笑)

つまり、リバウンドというのは、
そのような生理的な反応ではなく、
心理的な反応だということです。

 * * *

ダイエットをした人のほとんどは、
ダイエット中に痩せた分の体重が
やがて戻ってしまうばかりか、
むしろ増える傾向にあります。

また、数々の長期に渡る実験結果から、
体重の増減を繰り返すようなダイエットは、
免疫システムの低下をもたらすとともに、
様々な病気の原因になることが分かっています。

※更にダイエット中は、浮気をする確率も
高まるなんていう話も!(ガーン)

大好きで高カロリーな食べ物を
避けようとすればするほど、
逆にその食べ物のことで頭が
いっぱいになってしまう。。。

にもかかわらず、私たちがこのような
「思考の抑圧」が効果的だと
勘違いするのは、なぜでしょうか?

ロンドン大学セントジョージ校の
心理学者ジェームス・アースキン氏は、
次のように指摘しています。

「食べ物のことを考えないようにすることで、
(少なくとも最初のうちは)ダイエットが
うまくいっているように感じるからだ。」

ほとんどの人が、この幻想に騙されています。
そして結局、上手くいかなかった場合、
残念ながら「抑圧には効果が無い」と考えずに、

「抑圧がたりなかったせいだ」

と、さらなる勘違いをしてしまうのです。

結果、ますます厳しく自分の思考を抑圧し、
さらにひどいリバウンドを経験することに
成りかねません。。。

ダイエットをしなくては!
脂肪を落とさなくては!
この二の腕のタプタプがっ!

そんなことを思ってしまいがちですが、
過度な食事制限などで、自分の思考・欲求を
抑圧し過ぎるのも考えものですね。

「何のためにやせるのか?」

ダイエットに限ったことではありませんが、
やる目的をしっかり考えると、適度で健康的な
ダイエットができるのではないでしょうか?

PS
ちなみに、おのころ心平がよく言うように、
脂肪にだって「大切な役割」があります。
※にっくき脂肪組織も頑張ってるんです(笑)

ですから「脂肪を落とそう!」なんて思うのは、
ダイエットにおいてよろしくないのですが、、、
詳しくは、こちらをチェックしてみてください。

ブログにコメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。