kawashima

【パーソナル健康学】No.172 (2014.10.9)
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先週は、心の<冷え>について
お送りさせていただきましたが…

今週は、その心の<冷え>の、
温め方についてお届けいたします。

心の<冷え>の温め方、それは…

話を聞く。
それだけでいいのです。

心が冷えてしまっている人に、
私がまず最初にやることは、
徹底的に相手の話を聞くことです。
(※自分の心の温め方は後ほど…)

相手と正面から向かい合い、
相手の言い分を全て受け入れます。

体調まで悪くしている人には、
病気になってから体がどう変化し、
自分はそれをどう感じているのか
を聞きます。そしてこれから
どうしたいのかを聞きます。

理路整然と話さなくてもいいのです。
その患者さんが話したいことを
話したい順番で聞いていると、
その人が何に傷つき、何を求めて
いるのかが少しずつ分かってきます。

そして話を聞き終わると、
それだけで、その患者さんの
表情は驚くほどやわらいできます。

心にも体にも、温かい血が
通いはじめたのが感じられます。

私のところに来る人は、
がんなどの難病にかかって
万策尽きた方も多いのです。

そういう人が家族や友人、
パートナーについて語っても、
ほとんどの場合、何も解決しません。

親や兄弟、また妻や夫は、
患者さんを励まそうとして

「頑張ってね」
「大丈夫だよ」

と言う人が多いようですが、
言われる人にとっては辛いものです。

専門知識のない人間に
「頑張ってね」と言われると、

「こっちはもう
ずっと前から頑張ってるんだ!」

「頑張ったて治らないんだ!」

と、腹が立ちます。

なんの根拠もないのに
「大丈夫だよ」と言ってもらっても、
嬉しくもありがたくもないのです。

もちろんその言葉には愛情が
こもっているのでしょうが、
病気で心が冷えている人間
にとっては、すんなりと
飲み込める言葉ではないのです。

思う存分話したい事を話してもらい、
次に私がする事はありとあらゆる
治療方法を提示することです。

がん末期で、一般の病院で医師に
「あとは緩和措置しかありません」
とさじを投げられた患者さんに
対しても、私が必ず口にするのは、

「方法はまだまだ、
山ほどありますよ。」

という言葉です。

実際に、どんな病状の方にも
今現在の苦痛を取り除くために、
取るべき方法は山ほどあります。

たとえば、自分自身の
心を温めるには、まずは以下の
3つのSTEPを実践してみてください。

* * *

【自分の心をの温める3STEP】

<STEP1:体を温める>

まず、体を温めること。

湯たんぽで患部を温める
ことから始めてください。

ゆっくりとお風呂に入って、
体全体も温めてください。

それだけで、気持ちが
落ち着くはずです。ほっとします。

駄洒落で恐縮ですが、
HOTは“ほっと”に通じるのです。
体が温まることで代謝がよくなり、
病気に立ち向かうための基礎体力も、
徐々に上がっていくはずです。

<STEP2:生活習慣を変える>

次に、人によっては生活そのものを
変える必要があります。心の<冷え>
を招いていた交感神経の緊張を
解かなくてはなりません。

働き過ぎの人は仕事を減らし、
趣味の時間や睡眠時間を
増やすことです。

3食きちんと、栄養バランスの
とれた食事を摂ることも必要です。

規則正しい生活は、
自律神経の乱れを正し、
心身を健康にしてくれます。

<STEP3:悩みをなくす>

そして、最も重要かつ効果的
なのは、悩みをなくすことです。

それが無理なら、
せめて、悩みを減らすこと。

難しい問題ですが、
避けて通ることはできません。

ひょっとしたら、
その悩みを解決しない限り、
あなたは一生<冷え>や、
それに付随する体のトラブルから
解放されないかもしれないからです。

がんにかかっても、抗がん剤や、
放射線を拒否してさまざまな
健康法に挑戦し、がんを克服
してしまう人は現実に存在します。

健康食品の謳い文句などで
紹介されている話のなかには、
本当のこともあるかもしれません。

がんというのは神出鬼没で、
精神状態に左右されやすく、
自然退縮してしまうケースも
ないわけではありません。

* * *

ストレスの多い生活で、
心が冷えてしまっている方は、
まずはSTEP1の「体を温める」
という事から始めてみてください。

PS
冷えもそうですが、
後悔をしない人生を送るために、
やることは山ほどあります

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