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【パーソナル健康学】No.192 (2014.11.13)
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FROM 川嶋朗

年齢を重ねてからがんになるのは、
その免疫システムが老化してしまい、
できてしまったがんを掃除
しきれなくなったからです。

体が老化してしまう以上、
それはどうしようもない
不可抗力かもしれません。

では、若いがん患者は、
どうして体の中にがん細胞を
増殖させてしまうのでしょう。

若い体であれば、修復システムが
活発に働くはずです。がん細胞が
発生しても、修復され、消えて
しまってもよいはずです。

このとき、修復システムの
働きを阻害するのが、交感神経の
過度の緊張であり低体温なのです。

交感神経の緊張が長期に渡って
続いたり、過度の緊張を強いられたり
すると、免疫システムは十分に
働くことができなくなります。

低体温では、本来なら修復
されるべき異常な遺伝子から
異常なタンパク質、つまり
がん細胞が体内に大量に発生し、
定着してしまいます。

さらに過度のプレッシャー、
不快感、違和感、冷え、ストレス等
によって交感神経が緊張を続けると
免疫機能も十分に働くことが
できないため、そのがん細胞は
一過性のものではなくなり、
がん組織を形成してしまうのです。

私は医師として、数多くの
若年性がん患者と接してきました。

40代、30代のサラリーマンや主婦、
20代のOL、10代の学生もいました。

その人たちに発病前の暮らしぶりや
仕事の内容などを色々聞いていくと
ほとんどの患者さんは、家庭内に
トラブルを抱えていたり、仕事に
大きな不満を抱えています。

「ほとんどのがんは、精神的な
ストレスから生まれている。」

私はそう断言しても
よいと思っています。

これは、私ひとりの
思いつきではありません。

独創的な免疫学理論で
日本の医学会をリードしている
新潟大学の安保徹教授も、
多くの著書のなかで、がんの原因は
働き過ぎと心の悩みである場合が
非常に多いことを明言しています。

科学的な証明はまだなされて
いないものの、多くの医師たちが、
がんと精神的ストレスとの密接な
関係性を実感しています。

だからこそ、その事実を患者さん
自身が自覚する必要があります。

がんになったということは、
それまでの人生や生活の中に、
何かしらの原因があるという
ことだからです。

医学はそれなりに進歩していますから、
今現在抱えている体のがんは、
医学的には切除することが
できるかもしれません。

しかしその後、再び同じような環境に
戻り、同様の暮らしを続けていれば、
必ず数年後には再発するのです。

原因となるストレスを取りのぞき、
生活習慣を改善しなければ、
がんは治りません。

そしてその本当の原因は、
どんな名医であろうと
絶対にわかりません。

その当事者にしか、
わからないのです。

PS
本当の原因を探るために、
おのころ心平さんの考え方
とても参考になると思います。

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