【パーソナル健康学】No.222 (2014.12.19)
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FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
今日は、自律神経について、
そのバランスのとり方を。
自律神経は
カラダを緊張させる交感神経と、
カラダを緩める副交感神経とが
セットではたらいています。
交感神経は、
エネルギーをカラダに集中させます。
エネルギーを中心部へと
蓄えようとするのです。
いっぽう、
副交感神経は、
エネルギーを開放させます。
息を吐くとき、
食事中の消化液が出るとき、
睡眠中カラダが完全にリラックス
するのに副交感神経は大事な
働きをしてくれています。
※ ※ ※
現代人は、とかく緊張が
多くなっていますね。
情報過多、
錯綜(さくそう)する人間関係。
こうした環境では、カラダは
いつも緊張を強いられます。
つまり、交感神経優位です。
自律神経とは、どこかでバランスを
とらなければならないので、
副交感神経は、いつもリラックスの
機会をうかがっています。
ところが、今か今かと待っていても、
いっこうにそのチャンスが訪れない。
おまけに睡眠不足までされてしまうと、
絶好の副交感神経の舞台が奪われる。
そんなとき、カラダの緊張過多分だけ、
副交感神経の「ムリヤリ反射」
がおこるのです。
下痢、熱、痛み、皮膚の発疹・・・。
これらの症状にはいずれも、
副交感神経がからんでいます。
出番を失い拮抗が崩れた分、
えいやーっとばかりに思い切り
取り返し作戦に出るわけですね。
同時に副交感神経は
カラダに溜まった余分なエネルギーを
開放しようとしてくれます。
何事も溜め込みすぎては
淀んでしまいますよね。
淀むと川のながれのごとく、
そこには沈殿物やゴミが溜まります。
「入り」と「出」。
カラダは、いつも日次の損益収支を
ちゃんと計算しているのです。
※ ※ ※
そして、僕が考えたのは
この副交感神経に、
日常において、いかに意識的に
出番を与えるか、ということでした。
呼吸では、吐く息。
食事では、ゆっくりかんで
唾液がよく出る食習慣。
そして、意識の使い方は、
より他人に開放する、ということ。
交感神経は、
カラダの中心にエネルギーを
集めようとすると書きましたが、
これは、意識が、自分のふるまい
ばかりに集中している
ということなのです。
自分と他人の境界線を引き、
「ここからここまでは
私の領域だから入らないで!」
という心理ですね。
他人と自分は違うんだ、
という境界線自体は
ある意味ではとても
必要なことなのですが、
それを、防御、防御で
内側からひいていくと、
いつしか、それは
たいへん狭い範囲となって、
カラダにとっては
何だか身動きしづらい状態を
招いてしまいます。
これは、意識がもたらす
交感神経優位状態。
だから、
他人の視点で考えてみる、
相手の立場に立って
状況を見直してみる、
これが実は、
カラダを副交感神経に
スイッチ転換させる
最強の方法なのです。
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