【パーソナル健康学】No.225 (2014.12.25)
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FROM 川嶋朗
食べ物には体を温める食材と
冷やす食材があります。
「冷え」を実感している方は、
体を温めてくれる食材を中心に
食べていれば、徐々に「冷え」
は改善されていくはずです。
では体を温めてくれる食材とは、
どんなものなのでしょうか。
大まかな目安をお教えしましょう。
* * *
まず色は、赤・黒・橙色系の食物です。
代表的なものに、赤ワイン、
黒ビール、蕎麦、黒砂糖、根菜、
海藻、チーズなどがあります。
産地で言うと、寒い土地で
取れる食材は、体を温めて
くれるものが多いようです。
例えばリンゴ、サクランボ、
ブドウ、プルーンなど。
北の海で捕れる鮭や鱈も、
体を温めてくれる魚です。
硬いもの、水分の少ないもの、
ナトリウムの多いものも、
体を温めます。玄米、小豆、
塩、みそ、しょうゆ、明太子、
ちりめんじゃこ、佃煮、
漬け物、肉、魚介などです。
体を冷やしてしまう食材も数多く
あります。そういうものを食べる時
には、加熱したり塩を加えることで、
体を冷やさない工夫ができます。
生野菜は体を冷やしがちですが、
塩をふれば体を温める食品になります。
塩は体を温める1番の食材なのです。
寒い地方ほど塩味がきいた味付け
をするのは、そのことを経験的に
知ったうえで、人々が暮らしに
取り込んでいた生活の知恵なのです。
ただし、高血圧などの持病のある方は
必ず主治医に相談してください。
また、どんな食品を食べるにしても、
暴飲暴食だけは絶対に避けてください。
食べ過ぎると消化を促進するために
体中の血液が消化器に集まり、その結果、
他の臓器や筋肉に血液が行き届かなく
なり、体を冷やしてしまうのです。
* * *
来週は、よく相談を受ける
「健康食品」についてお届けします。