【パーソナル健康学】No.259 (2015.2.19)
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FROM 川嶋朗
風邪を引いたときに熱が出るのは、
ウィルスが体に悪い影響をおよぼして
いるわけではありません。
免疫細胞がウィルスを退治しようと
活発に活動しているから、
熱が上がるのです。
このように、免疫細胞は
体温が上がると活発に働くのですが、
冷えで血流が滞ると、必要なときに
免疫を担当する白血球が
必要な場所に到達できないために、
免疫機能も下がります。
体温が1度下がると、
免疫機能は約30%
低下してしまいます。
免疫細胞を活性化しにくい
低体温の人は免疫機能も下がり、
病気を呼び込みやすい状態に
してしまうのです。
たとえば、小腸は皮膚の
200倍もの面積をもつ器官で、
そこを流れている血液の中には
体全体の60%から70%の
リンパ球が存在します。
低体温のために
その小腸の血流が滞れば
これらのリンパ球が
正常に機能しなくなり、
がんが発生する可能性もあります。
体温を上げたり下げたり
調節しているのは自律神経です。
自律神経には
体を緊張させて活動に備える交感神経と
体をゆるめてリラックスさせる
副交感神経があり、
状況に応じて交感神経と
副交感神経をうまく使い分けながら、
さまざまな生命機能を調整しています。
ストレスを受けると
交感神経が優位になり、
交感神経の末端から
ノルアドレナリンが分泌されます。
そうすると、副腎皮質から
ステロイドホルモンが分泌され、
血小板が集まって
血液が固まるのを促進します。
血管も収縮して、血液が
ドロドロになって流れにくくなり、
熱を運べなくなるため、
冷えが起こるのです。
つまり、冷えの原因の1つは
ストレスなのです。
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◎編集後記
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私の免疫細胞や自律神経の皆さまへ。
カラダが冷えているとき、
ただ単に気温とかの影響だと思っていて
ごめんなさい。
私がストレスを感じたばっかりに
みなさんのお仕事をやりにくく
していたんですね。
こんな私を見捨てないで
いつも守ってくれてありがとう。
PS
この新しいプログラムで
あらたな視点を増やすヒントをつかみ、
みなさんの過ごしやすいカラダを
作っていきますね。
ー 剱悠子