【パーソナル健康学】No.307 (2015.5.14)
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FROM 川嶋朗
実は、体内にある
コレステロールの約8割は、
肝臓でつくられています。
食べ物から摂取されるのは
2割程度にすぎません。
人間が生きていくうえで
不可欠なものだからこそ、
体内で多量につくられているのです。
ですから、
コレステロールを含む食品を
食べないといった食事制限を
したところで、
コレステロール値が下がる人は
めったにいません。
コレステロールは
脂質の一種ですから、
とり過ぎはたしかに注意すべきです。
しかし、だからといって
コレステロールが含まれている
食べ物はすべてダメと考えるのは、
医学的に見ても問題です。
それどころか、
コレステロールが低下すると、
逆に感染症やがんなどの病気を
呼び込んでしまいます。
コレステロールは
人の健康を害する悪玉
のように思われていますが、
人が生きていくために
欠かせないものです。
これがなければ、
私たちは健康な肉体を
維持することができません。
コレステロールは、
細胞をつくる「材料」の
ひとつだからです。
細胞は、
細胞を包む膜(細胞膜)と、
細胞の中のいろいろな構造から
成り立っています。
細胞膜は、
単に細胞が壊れないように
包んでいるだけでなく、
物質やエネルギー、
情報のやりとりをするなど、
生物が生きものとして
さまざまな営みをするうえで
欠かせません。
その細胞膜をつくる成分として、
コレステロールはきわめて
重要な存在なのです。
細胞膜をつくる材料である
コレステロールが不足していると、
細胞膜がもろくなり、
がんを発生する
ストレスに耐え切れずに
がんを発症するリスクが
高まります。
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◎編集後記
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コレステロール値を
下げないといけない
という、ひとつの面から見れば
悪く見えるけれども
また違う側面から見ると
大切な役割を果たしている
コレステロール。
なんだか、
人と一緒ですね♪
ー剱悠子
PS
これまでとは違う側面から
クライアントさんと向き合うと
解決できるスピードも変わります