【パーソナル健康学】No.315 (2015.5.28)
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FROM 川嶋朗
「睡眠時間と死亡率」という統計データ
(名古屋大学大学院の玉越暁子教授らの
共同研究グループが行なった調査)
によると、
最も死亡率が低かったのは睡眠時間が
6.5時間から7.4時間の人でした。
これを底として、
グラフはU字型を描き、
睡眠時間が短くても長くても
死亡率は上昇していくという
調査結果が出ています。
なかには、
1日7時間も寝る余裕がない
という人もいるでしょう。
実は、睡眠は
「何時間寝たか」よりも
「何時から何時まで寝るか」
のほうが重要です。
眠っている間、体の中では酵素が働き、
組織を修復してくれます。
午後10時ごろから酵素が
体のメンテナンスに入り、
午前2時ごろにはメラトニンの分泌が
最も活発になります。
メラトニンは病気の原因となる
活性酸素を中和してくれる抗酸化物質で
いわば体のサビ止めです。
中国の自然科学では、
自然界のことを陰と陽の
相反する要素で考えます。
陰と陽はお互いが補い合って
バランスをとっていると考えます。
昼は「陽」で夜は「陰」です。
太陽に向かうものは「陰」
(陽を求める)、
太陽に背を向けるものが「陽」
(陰を求める)
となります。
漢方は中国の自然科学の考え方を
応用したものですが、
1日に置き換えると、
午後10時から2時に
「陰」のピークを迎え、
この時間帯に眠ることが
体調を整え、傷んだ身体を治す
という
経験則的な考えになっています。
その原則からいくと、
病気の人は午後10時までに、
健康な人も0時までには
寝ることがいいとされているのです。
この理論は、漢方医学だけでなく、
解剖生理学的に見ても
理にかなった考えです。
東洋医学では午後10時くらいから
体のメンテナンスが始まるとされ、
その順番は五臓六腑。
五臓とは、
肝臓、心臓、脾臓(胃腸)、肺、腎臓
の順に行われます。
肝臓は最初にメンテナンスされるので、
早寝がおすすめです。
肝臓を元気にしようと思ったら、
午後10時には布団に入ることです。
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◎編集後記
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パーソナル健康学メルマガを
読むようになってから
お酒を飲んだ次の日は
できるだけ早く寝るようになりました。
(お酒を飲む日に夜10時には
まだお家にいないので…( ̄∇ ̄;)
午後10時から午前2時が、
健康的な睡眠のいわば
ゴールデンタイム。
できるだけ、この時間帯には
お布団に入られるよう心がけます!
ー剱悠子
PS
とはいうものの、早くお布団に入っても
すぐに寝つけるわけもなく、
気づけば1時間、2時間経っていた…
という方はコチラのプログラムを
参考にしてみてください
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/dYVQD64E/196785/11660176