kawashima

【パーソナル健康学】No.331 (2015.6.25)
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FROM 川嶋朗

医者から
「生活習慣病の予防のために、
 毎日運動してください」
と言われて、それまでこれといった
運動の習慣がなかった人が、

いきなりジョギングやジム通いを
始めることがありますが、
こんなことをすれば
命を縮めることになってしまいます。

それまで何年も
運動らしいことをしてこなかった人が、
いきなり本格的に走ったり、
体に負荷がかかる運動を始めたりすると
体にも心臓にも大きな負担を
かけてしまいます。

怖いことに、
無理なジョギングやランニングを
始めると突然死のリスクがあります。

実際、運動しているときに
死亡する人は少なくありませんが、
運動中に死亡するときの原因トップが
ランニングです。

皮肉なことに、
「奇蹟のランニング」の著者で
ジョギングの教祖と呼ばれた
ジェイムズ・F・フィックスという
アメリカ人は、ジョギング中に
心筋梗塞を起こして52歳という若さで
急死してしまいました。

日本人はマニュアル好きなので、
マニュアル通りに完璧にやろうと
しがちですが、うまくいかないことも
多々あります。

激しすぎない運動、
少しきついくらいの運動でも
ちょうどいいのです。
極論に走ってはいけません。

もし「健康維持」を望むのであれば、

ジョギングではなく、
体に負担がかからず、お金もかからず、
長続きできる可能性が高い
「ウォーキング」をおすすめします。

歩くことは脚の筋肉に
ちょうどよい刺激となり、
全身の血のめぐりがよくなります。

ジョギングのほうが
ウォーキングよりも
健康効果が高いかというと、
それは別問題です。

実際には、ウォーキングのほうが
ジョギングよりはるかに健康効果は
高いのです。

毎日続けて、しかも安全に
ウォーキングをするためには、
以下の工夫が必要です。

・足裏に負担のかからない
 クッション性の高いシューズを用意する

・歩き出す前に
 かならずストレッチをする

・夏場・冬場の体温調整の対策を
 しっかりする

・水分補給をする

また、歩くペースも大事です。

早すぎればすぐに
疲れてしまいますし、
あまりにもゆっくりでは
効果が上がりません。

少し息が上がって、うっすらと
汗をかくくらいの速度がベストです。

あまりハードに歩くと、
交感神経が上がってきますが、
ゆっくりリズムよく歩いていると
副交感神経が上がってきます。

少し大股で歩くと、下肢だけではなく
腹部の筋肉の運動にもなり、
メタボ対策に効果的です。

ウォーキングを始めて
1ヶ月から2ヶ月で中性脂肪が減り、
善玉コレステロールが
徐々に増加するので、
とにかく続けることが大切です。

1日10分でも20分でも、
歩くことを習慣にしましょう。

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◎編集後記
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マニュアル通りに完璧にするのではなく
参考にしながら、自分の状態に合わせて
ほどほどにすることを心がけないと
いけませんね。

スクワットの効果を高めようと
無理して足の幅を広げすぎ、
股関節を痛めてしまった私に
ぴったりなお話でございました、、、

ー剱悠子

PS
そんな「通説」に振り回されて
カラダのメンテナンスに失敗するのに、
こちらのアドバイスは
聞いてくれない患者さんとの
コミュニケーションの取り方は
こちらのプログラムが参考になります

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