【パーソナル健康学】No.427(2015.12.10)
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FROM 川嶋朗
自己治癒力とは自分を自然に治す力です。
自然治癒力と同じ意味ですが、
「病気は自分で治せるはず」
という意味を込め、
私は自己治癒力という言葉を使っています。
「自己治癒力=免疫力」
と多くの人が考えがちですが、
免疫力だけ強化しても、
自己治癒力は上がりません。
免疫、代謝、内分泌系、
自律神経、そして精神。
これらのものがすべてつながって
体内環境を作っているわけですから、
一部分だけを強化しても
しかたがないのです。
体と心、すべてのバランスを
整えていかなければ、
病気が自然に治るはずがありません。
たとえば、冷えは
免疫力を上げただけでは治らないでしょう。
代謝を上げる必要があります。
自律神経失調症だって、
免疫力だけを上げても治りません。
大切なのは全体のバランスなのです。
にもかかわらず、
免疫力ばかりに注目が集まるのは、
病気をガンや感染症に特化して
考える風潮が、今の医療にはあるからです。
自己治癒力は、
ホメオダイナミクスを維持し、
健康な心身を保つために欠かせません。
ところが最近、自己治癒力が
うまく機能しない人が増えています。
現代の文明社会が人間から
自己治癒力を奪っているのです。
たとえば人間は本来、
四季の温度の移り変わりに
対応する力をもっています。
寒ければ体内で熱をつくり、
暑ければ汗をかいて熱を出すことで、
周囲の温度変化に耐えられるはずでしょう。
ところが
エアコンや暖房が普及したことで、
人間の体は温度変化に対応する
必要がなくなりました。
その結果、人間が本来もっているはずの
体温調節能力がなくなり、
暑さや寒さに耐えられなくなっています。
これは体温調節に限ったことではありません。
現代人はちょっとしたストレスに
対応できなくなっています。
対応することができないから、
病気になるのです。
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◎編集後記
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エアコンって便利ですよね。
リモコンをピッと押せば、
しばらくするとお部屋が暖かくなります。
冬なのに、家の中では
Tシャツ1枚で過ごせますもんね。
そう考えると、昔の人は
今の人たちよりも自己治癒力が
高かったんだろうなーって
ちょっと羨ましくなりました(笑)
ー 剱 悠子
PS
体と心、
すべてのバランスを整える時間といえば
やっぱり寝ている時間ではないでしょうか?
満足のいく睡眠、とれていますか?
↓
コチラ