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FROM 川嶋朗

一般にガンは生活習慣病だと
考えられていますが、そうとは限りません。

その人の考え方そのものが
ガンの原因をつくっている
ケースもあるのです。

とくに若い世代のガンは、
心の持ち方の問題で発症している
ケースがほとんどだと、私は考えています。

ガンは紫外線やダイオキシン、
ウィルスなどによって傷つけられた
遺伝子が発現することにより
発生する病気です。

しかし一方で、
人間の体はできてしまったガンを
修復する自己治癒力をもっています。

年齢を重ねると免疫機能をはじめとする
自己治癒力が低下してしまい、
発生したガンを修復しきれなくなって
ガンにかかるのです。

でも本来、30代、40代は
もっとも自己治癒力が充実している年代です。

その年代にガンにかかることは
あまりないはずでしょう。

臓器移植をした患者さんたちを見ても、
30代、40代がすぐれた免疫能力を
もっていることは明らかです。

臓器移植をした患者さんには、
移植した臓器が体内で維持できるよう、
強い免疫抑制をかけます。

だから移植患者さんの体は
後天性免疫不全症候群、つまり
エイズ患者さんと同じ状態になっているのです。

当然、移植患者さんは
エイズ患者さんと同様、
感染症などの病気にかかりやすくなります。

ところが、40代くらいまでの
移植患者さんは免疫抑制が強くかかっても、
なかなかそうした病気にはかかりません。

そして50代以降、そうした病気の
発生率は徐々に上がっていきます。

こうしたすぐれた免疫能力を
もっているのもかかわらず、
若い世代のガン患者が増えているのは、

若い人がさまざまなストレスに
さらされて生きているからでしょう。

会社では人間関係や長い労働時間などに
ストレスを感じながら仕事をし、

家庭では親の介護問題や
子どもの教育問題などに悩みます。

心の休まるときがないのです。

過度なストレスは交感神経を
必要以上に緊張させます。

交感神経の緊張が長く続くと
免疫機能が十分に働かなくなり、
その結果ガンが発生しやすくなるのです。

私は医者として、
若くしてガンにかかった患者さんたちと
数多く接してきました。

30代、40代のサラリーマンや主婦、
20代のOL、なかには10代の学生もいます。

その人たちに話を聞いてみると、
ほとんどの人は、仕事や職場に
不満を感じていたり、

ご主人の浮気や財産争いなど
家庭内のトラブルを抱えていたり、

精神的に大きなストレスを抱えています。

若い人のガンは「精神病」であると
いっても過言ではないのです。

もちろん精神に病的な症状が
現れているわけではありません。

でも、たとえ見た目ではわからなくても
常にストレスを受けつづけている
若い人たちの多くは、

知らず知らずのうちに
自律神経のバランスを崩しています。

それがガンという病気を
引き起こしているのです。

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◎編集後記
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現代を一生懸命に生きている人にとって
日常生活で受けるストレスを
どう弱めるか?というのは、
大切な問題だと感じます。

大きなストレスになる前に
何かしらの解決ができればいいのですが
それは人によってアプローチのしかたが
違うはずなので、自分の心を見つめる
クセをつけていくしかないような気がします。

ー 剱 悠子

PS
「断捨離は心の整理」と
お友だちが言っていました。

自分の心が楽になるような、
明るく、前向きになるような、
お洋服選びから心の整理をしていくのは
比較的簡単にできそうですね

コチラヘ!

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