FROM 川嶋朗
何ごともバランスを保つことが大切です。
足りないものは補い、
いきすぎたものはカットするのが基本です。
テレビ番組で紹介された
健康食品ばかり食べたり、
単品ダイエットに励んだりする人を
ときどき見かけますが、
いくら健康にいい食品でも食べすぎれば
栄養素や気のバランスを崩すでしょう。
しかも自然の中にある食物には、
必ずといってもいいぐらい毒があります。
違う種の生物に食べられないよう、
毒で身を守っているのです。
たとえば牛乳には、日本人には
十分に分解することのできない
乳糖が含まれています。
鳥や虫に食べられないよう、
少量の毒をもつ植物もあります。
食物連鎖の頂点にいる動物の場合、
他の動物からの毒が集中することだって
考えられるでしょう。
たとえば魚の中では食物連鎖の
頂点に近い位置にいるマグロは、
小さな魚を大量に摂取するため、
他の魚に比べて水銀をたくさん含んでいます。
そしてマグロをたくさん食べる日本人も
欧米人に比べて体内の水銀量が多いのです。
いくら牛乳や魚が健康にいいといっても
1種類の食物ばかりをとっていたら
毒が一点に集中し、カラダに悪い影響を
与えるでしょう。
「1日30品目」が理想的と
されていますが、毒の一点集中を
避ける意味においても効果的なのです。
いろいろな食物を少しずつとれば
毒は分散され、1つひとつの毒の量は
少量に抑えられます。
少量の毒なら簡単に体外に排出できるでしょう。
毒をきちんと排出できれば、
病気を未然に防げます。
病気にならない体をつくりたいなら、
バランスのいい食生活を
心がけることが大切なのです。
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◎編集後記
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そういえば昨日、
「日本人は何でも食べることに
外国人は驚いている」といった内容の
記事を読みました。
こんにゃく芋にも、穴子にも、
加工前の原料には毒があると初めて知り
私も驚いていたところです(笑)
毒舌の人もおもしろいですが、
あまり毒ばかり吐かれると
ダメージが大きいので、
やはり何でも「バランス良く」が良いですね♪
ー 剱 悠子
PS
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