FROM 川嶋朗
「電車の中で汗を大量にかいている
太った男性が近くにいて、
モワッとしているし、暑苦しいし、
寄らないでって感じ!」
と女性が話すのを耳にしたことがあります。
言われたほうはなんとも気の毒。
太っている人は
汗をいつもかいているから、
暑苦しい=体温が高い
と感じているようですが、
実は逆なのです。
太っている人は脂肪が多いので、
体内は冷えきっています。
ですから、
例えば冷房の効いた部屋に入ると、体は
「これ以上、体が冷えると生命が危ない」
と反応し、心拍数と呼吸数が上がって、
体温を少し上げようとします。
逆にその状態で外へ出ると、
外気の熱さがダメージとなります。
体は即座に
「ああ、体の中に熱をつくりすぎてしまった。
汗をどんどん出して熱を放出しよう!」
とフル始動。
電車に汗だくでかけこむのも、
走る
↓
心拍数が上がる
↓
体温が上がる
↓
体が発汗させて体冷やすから、
です。
一概にはいえませんが、
少しでも体の中の熱を
外に出そうとした副産物が、
大量の発汗につながるのでしょう。
東洋医学の考え方で、
そう理というものがあります。
これは、「気」に関する考え方ですが
私たちの身体は「気」が自由に
出入りしていて、体内をぐるぐると流れている。
それで、
温度の変化や環境の変化に応じて、
肌表面にあるフタのようなもの
(=そう理)を閉じたり開いたりして
「気」出し入れしているんです。
ところがそのフタが、
身体の弱い人は開きっぱなしに
なっていて、「気」すなわち
エネルギーが全部出て行ってしまう。
汗というのは、一種の
「気」だといわれていますから、
汗をかくと、エネルギーを
どんどん外に出すことになるので、
身体の深部が冷えていきます。
もともと、脂肪で体が冷えているのに
汗をかけば体はさらに冷えます。
実際、本人は暑そうだし、
見た目も暑苦しいが、触ると
ヒンヤリと冷たい。
これは、ちょっと不気味ですよね。
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◎編集後記
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ぽっちゃりとしている人は
よく汗をかいているから、
体が熱いのかと思っていましたが
実は違うかったんですね!
たまたま隣にいた同僚
(ぽっちゃりめ)に、この話をしたら
「え!体の中は冷えてるんですか?!
汗出るから熱いのかと思ってました!」
と本人も気づかずに、
汗が出る=体温が熱いから
と思い込んでいたようでした。
体の中が冷えていると気づかないと
どんどんと冷たいものを飲んだり
しちゃうから怖いですね、、、
ー 剱 悠子
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