FROM おのころ心平
こんにちは。
おのころ心平です。
「ココロがカラダに影響をおよぼす」
ということについては、
いま、医療の最前線でも
「精神系免疫学」などの分野で
たくさん言及されるようになりました。
食事、大気、光、音、
住んでいる家、職場環境、
職場までの通勤環境、
テレビや新聞…、
人のココロは毎日、
それらに左右され、
そのつど反応しています。
※ ※ ※
しかしながら、
このココロに
もっとも影響するのは、
僕はやはり一番は、
「人間関係」だろうと思っています。
自分を取り巻く人から発せられる、
そのひと言が…
その態度が…
その考え方が…
私たちのココロを元気にもし、
また一方、
ストレス状態へと陥れてしまいます。
※ ※ ※
中国の伝統医学では、
カラダへのココロの作用を
もっと具体的に、
怒りは、肝臓、
恐れは、腎臓、
不安は、消化器系…、
などと教えてくれます。
しかし、それがどうつながって、
今のカラダの症状に
つながってしまったかまでは、
言及していません。
それはやはり、
人それぞれなのです。
※ ※ ※
僕の行なってきた
カウンセリングでは、
ココロがどのように
カラダに作用しているかを、
そのクライアントさんのケースで
いっしょに考えています。
怒り、恐れ、不安…。
確かに
怒りは肝臓に影響をおよぼしやすい。
しかし、その作用の仕方は、
非常にパーソナルで、
誰でもが同じ状況でそうなるとは
言い切れません。
そもそも人によっては、
怒っても、まったく肝臓に
作用しない人もいますし、
そういう意味では、
金科玉条のごとく、
「怒り=肝臓」の公式を
誰にでも当てはめようとするのは
危険だったりします。
※ ※ ※
回りくどくて面倒くさくても、
その方のパーソナル・ヒストリーを
ひとつひとつ丁寧に読み解いていく…
それが一番確実で
一番実質的な方法です。
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◎編集後記
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1人が放った言葉、行動でも、
その時々の気分によって
受け取り方が変わるときもあるし、
受け取る人によっても
全然違う受け取り方があったりしますよね。
放つ方も、受け取る方も、
人間関係によって時々の気分が
左右されているのは、
これまでを振り返っても
間違いないことですね。
ー 剱 悠子
PS
もちろん、親子関係も
1つの人間関係。
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