kawashima

FROM 川嶋朗

私のクリニックに相談にきた女性の1人は

「高温サウナに入っても10分でようやく
 上半身に汗がじんわり出る。
 下半身はヒンヤリしたままで、
 10分程度じゃ汗なんて出ない」

と訴えました。
やはり、かなりきつい冷えの症状です。

あまりにも気が足りないゆえ、
肌表面のフタ(そう理)さえも
開けられないのです。

発汗する力がないのは、
交感神経が弱っている状態です。

このような方は上手に汗をかけるよう、
「温め」による交感神経と汗腺
(肌から汗を出すための通り道)
のトレーニングをすすめています

方法は以下のとおり。

1. 43-45度のお湯に、
  両脚のひざ下と両ひじから
  指先を15分間浸ける
  (四つん這いでも半身浴でも可)
2. 次に37-39度とややぬるいお湯に全身浸かる

つまり、最初に少し高めの温度で
交感神経を優位(緊張)にして、

次にぬるい温度で副交感神経を
優位(リラックス)にすることで、

血管の収縮、拡張の力を徐々につけます。

2-3週間続けることで、
汗をかきやすい体に変わってくるでしょう。

また、入浴時に塩の入浴剤を使う手もあります。

塩分は汗腺に入り込むと、
そこから体内の水分を引っ張り出す
働きをするので汗の出やすい状態にしてくれます。

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◎編集後記
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「粗塩をお風呂に入れて浸かると
 体の中のよくないものを外に出せるよ」

と、お友だちに聞いてからよく
塩のお風呂をするようになったのですが
こういうことだったんですね。

冷房がききすぎて気がつくと
腕や脚が冷たくなっていることも
多いですし、上手に汗をかいて
体を冷やさないように心がけたいですね。

ー 剱 悠子

PS
カラダに現れる症状は
どんなココロを伝えているのだろう?
ということだけに特化して
おのころ心平が語った2時間、
ぜひご覧ください

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