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FROM 川嶋朗

前回まで、カレーを積極的に食べることで、
認知機能や記憶力が保たれ、ボケにくくなる、

つまりアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)
にかかりにくくなる、
ということを説明してきました。

とはいっても、人間、誰しも
年をとれば物忘れが多くなり、

新しいことを覚えるのが
困難になってくるものです。

この「加齢による物忘れ」の状態は
老化現象であり、病気ではないのですが、

アルツハイマー病に代表される認知症は、
れっきとした病気です。

では、認知症とは
一体どういう病気なのでしょう。

認知症とは、正常に発達した知能が、
病気や外傷などにより後退・低下し、

日常生活、社会生活を
営めなくなった症状をいいます。

若年性の認知症もありますが、
大半は老いに伴う病気であり、

生まれついて脳に器質的障害がある
知的障害とは区別されています。

現在認知症としては、

アルツハイマー型が
最も多いといわれていますが、

認知症の原因はほかにもあり、
アルツハイマー型を含めて以下のようになります。

1、神経変性疾患

アルツハイマー型認知症、ピック病、パーキンソン病、
ハンチントン病、進行性核上性麻痺、
脊髄小脳変性症、皮質基底核変性症など

2、脳血管障害

血管性認知症、脳梗塞(塞栓または血栓)、
脳出血など

3、頭部外傷

脳挫傷、脳内出血、慢性硬膜下血腫など

4、悪性腫瘍

脳腫瘍(原発性、転移性)、がん性髄膜炎など

5、感染症

髄膜炎、脳炎、脳腫瘍、進行麻痺、
クロイツフェルト・ヤコブ病など

6、代謝・栄養障害
ウェルニッケ脳症、ペラグラ脳症、ビタミンB12欠乏症、
肝性脳症、電解質異常、脱水など

7、内分泌疾患

甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症、
副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症など

8、中毒性疾患

薬物中毒(向精神薬、ステロイドホルモン、抗がん剤など)、
アルコール、一酸化炭素中毒、
金属中毒(アルミニウム、水銀、鉛など)など

9、その他

正常圧水頭症、低酸素脳症など

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◎編集後記
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私の実家では7月にお盆の行事を行います。

お盆の思い出はいろいろありますが、

一番よく覚えているのは
送り火、迎え火をたくときに
少しドジな母がいつも「熱い熱い」
と言っていたことです。

今年も例年どおり
一生懸命火をつけてくれていました。

ー三浦とも子

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