FROM 川嶋朗
認知症になると
どういう症状が現れるのでしょうか。
認知症には、
脳細胞の働きが悪くなる、または
脳細胞が死ぬことで直接的に引き起こされる
「中核症状」と、
周囲の人との関わりや
患者自身の性格などで引き起こされる
「周辺症状」
が出ることが知られています。
中核症状には、
次のようなものがあります。
・記憶障害
新しいことを覚えられない。
・実行機能障害
段取りができない、計画が立てられない
・失行
服の着かたが分からない、道具が使えない
・失語
ものの名前が出てこない
・失認
ものが何か分からない
この中核症状に。
認知症患者自身の性格・素質、
また生活環境・心理状態が加味されて、
周辺症状が現れてきます。
周辺症状には、
主に次のような行動が確認されています。
・抑うつ
気持ちが落ち込んでやる気がない
・不安・焦燥
落ち着かない、イライラしやすい
・介護抵抗
入浴や着替えを嫌がる
・暴力・暴言
大きな声をあげる、手をあげようとする
・徘徊
無目的に歩き回る、外に出ようとする
・食行動異常
なんでも食べようとする
・睡眠障害
昼と夜が逆転する
・幻覚
いない人の声が聞こえる、実際にないものが見える
・妄想
ものを盗まれたという
この周辺症状の1つである暴力・暴言や
徘徊の症状が出ると、
自宅での介護を続けられなくなるケースも
見受けられます。
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◎編集後記
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毎日本当に暑いですね。
ぐったりした植木に水をやるついでに、
我が家のベランダに打ち水をしてみました。
なんだか気温が下がったような…
足元が少し涼しくなり心地よかったです。
打ち水をするのにおすすめの時間帯は
朝と夕方だそうです。
よかったら試してみてくださいね
ー三浦とも子