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FROM 川嶋朗

あなたが思い出す過去や、
あなたが抱く未来への不安のほとんどは、

あなたの想像力がつくり上げたり、
脚色したりしたものです。

過去はもはや存在せず、
未来はいまだ存在していません。

過去と未来が存在するのは、
あなたがそれについて考えるときだけです。

過去も未来も、あなたが考えない限り、
あなたを苦しめることはできません。

私たちが耐えなければならないのは
現在だけなのです。

不安がつくり出した過去と未来が、
あなたにうるさくつきまとうのを
黙らせましょう。

なってしまったことはそれとして受け入れ、
なんとか埋め合わせをするのが
いちばんいいのです。

なってしまったことに焦って、挽回しようと
やたらにジタバタしないことです。

過去の失敗をいつまでもひきずっていたり、
この先どうなるのだろうと
不安になったりする暇があるなら、

目の前のことに集中することです。

精神的なストレスから病気になりがちな人は、
本当はたいしたことではない、
ささいなことを大げさに考えて、

まだどうなるかわからない事柄を
不安や失望で暗く塗りたくり、

自分でわざわざ
不幸をつくってしまうタイプです。

暗い部屋の中でうずくまっていれば、
不幸な理由を次から次へと見つけてきて、
どんどん心が苦しくなっていきます。

すると、
すべてに対して悲観的になり、
物事がうまくいかないことにいら立ち、

怒りにかられて、
自分の人生を呪うことにもなりかねません。

心配事の大半は
妄想がつくり出したものです。

ありもしないことを想像しては
自分で悩みのタネを作り出し、

それを糧にして
ますます苦しくなってしまうのです。

実際にはありもしない心配事を
妄想して悩んでいれば、
病気をつくってしまいます。

心の断捨離を心がけて、
冷静に自分を見つめることです。

感情に身を任せるのではなく、
自分の意志で妄想を黙らせるのです。

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◎編集後記
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心配を広げるのも、やわらげるのも
自分の心がけ1つなのですね。

どんなに後悔しても
過去には戻れないし、
どんなに心配しても
未来を見に行くことはできません。

いらない心配をするという
時間の無駄づかいがないように、
心がけていきたいです。

ー 三浦 とも子

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