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FROM 川嶋朗

ショウガ目ショウガ科に属するウコンは、
世界で50種類ほどが知られています。

日本では、カレーに使われる
秋ウコン(ターメリック)が

流通・消費量ともに一番多く、

また、アルツハイマー病に効果がある
クルクミンが多く含まれているのも

この秋ウコンです。

そのほか、
姜黄(きょうおう)と呼ぶ春ウコンがあり、

これはショウガ目ですが、
キョウオウ科という別の種類となり、

またクルクミンを
ほとんど含まないの特徴です。

春ウコンは健胃作用や血圧降下作用があり、

日本ではサプリメントなどで
消費されることが多い種類です。

ほかに、紫ウコンと呼ばれる
ショウガ科ガジュツ
という種類のウコンがあります。

こちらはクルクミンをまったく含まず、
効用としては老廃物の排出を促進し、

血液をきれいにする効果や、
抗酸化作用があるといわれています。

ウコンは、南アジアを中心として、

アジア、アフリカ、中南米の熱帯から
亜熱帯に広く分布しています。

原産地はインドで、現在も

生産量、輸出量ともに
インドが世界一です。

ウコンが日本に伝わったのは、
平安時代といわれています。

中国から沖縄に伝わり、
そこで栽培が開始され、

室町時代には各地域へ
広まっていったと考えられています。

日本で最初にウコンの名が出てきたのは、

918年に出された『本草和名』という、
日本最古の薬学事典です。

江戸時代中期の
1726(享保11)年には、

八代将軍徳川吉宗が御楽園で

ウコンを栽培していた
という記録も残っていることから、

日本人にとってウコンは
なくてはならない薬として

早くから認識されていたことが分かります。

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◎編集後記
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お友達のお子さんの話。

運動会急な仕事でお父さんが
来られなくなったことを知り
こっそり泣いていたそうです。

お父さんは仕事を頑張って調整して
行けるようにしたと聞いて、
なんだかほっこりしました。

ー 三浦ともこ

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