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FROM 川嶋朗

カレーを食べると体が温まり、
冷えがとれます。

私は、常日ごろから
「冷えは万病のもと」だという考えのもと、

統合医療に携わり、
患者さんの治療を続けてきました。

この話を患者さんにすると、
「ただの冷えなのに?」
という反応をされることが多いのです。

読者のみなさんも
そう思ったのではないでしょうか。

試しに、起床前の寝床のなかで、

自分の脇の下に直接手を当ててから、
お腹に手を当ててみてください。

どちらが温かいでしょうか?

ほぼ同じぐらいであれば、健康そのもの、
体は冷えていないでしょう。

お腹より脇のほうが温かかったら、

あなたのお腹はいま、
冷えているということになります。

体が冷えているという状態は、
手足が冷たい、ということだけではなく、

貧血、不眠、肌荒れ、肩こり、イライラ、
偏頭痛、生理不順、下痢、便秘、
集中力が続かないなどの症状を引き起こします。

これらの症状は、病院で診察を受け
検査しても異常がないと、

全て「不定愁訴」と判断されてしまいます。

何か不具合があるけれど、病気には至っていないと、
「ようすを見ましょう」ということで、

そのまま帰されてしまうことも少なくありません。

「病気ではない」という判断は、
診断にはなっていません。

病気ではないけれど、いま、
確実に体に異変が起こっていて、

その異変によって
生きにくくなっているということです。

そして、この事実が何より、
その人にとって健康に関わる
一大事であることは論をまたないのです。

逆もあります。

肩こりがどうしても治らなかった患者さんに、
体を温めることを提案したことがありました。

その患者さんは、処方された薬で
症状が一時的に和らぐものの根治には至らず、

私のところにくる前に、
いくつか医療機関を回ったそうです。

どうせまた薬を処方されるのか
と思っていたその患者さんは、

とにかく驚いたそうです。

私は、100円ショップで
売っているようなものでいいから、

とにかく湯たんぽを買って、
太ももの上において温めてみてください、
と伝えたからです。

ほかにも冷えているなと思う
体の部位に当ててもらうなど、

気持ちいいと思う個所を温めてもらったのです。

すると、再診の日が来る前に、
肩こりがぴったり治ってしまったと、
驚いた様子で報告してくれました。

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◎編集後記
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肩こりに悩んでいます。(涙)

パソコンやスマホを使っているとき、
思わず前かがみになっているからでしょうか…。

電子レンジでチンをするタイプの
湯たんぽで温めてみたら
とても楽になりました!

ー三浦ともこ

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