FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
昔、沖縄空手の
最強の武道家の先生の
連続講義に出たことがあるんですが、
その先生は、
自分より二回りはあろうかという
アームレスリング世界第3位の
大型選手と腕相撲をして、
かるがる勝っちゃうくらいの
凄腕なんです。
※ ※ ※
腕の太さなんかは相手の方が
これも二回りあろうかというくらいに
差があります。
それでも勝っちゃうのには秘密があって、
サーモメーターで見ると
腕相撲の最中、アームレスラーの力が
腕に集中しているのに対し、
先生の方は、腕とは反対側の
背中の背筋の力が一番強くなっていて、
そこからカラダ全体に、力がバランスよく
波及していたのです。
※ ※ ※
連続講義のとき、先生は、
「俺は筋トレなんかはしたことはない。
スムーズに流れるカラダを作り込むだけだ」
「カラダは個別のパーツで鍛えると、それを
つなげる関節や腱に無理な力がかかりやすくなって
けがをしやすくなってしまう」
とおっしゃっていました。
なるほど、
これと同じようなことは、かのイチロー選手も
かつてインタビューで答えていて、
「僕はムキムキに鍛えたりいませんよ。
僕のバッティングはパワースラッガーじゃないですし」
と。
※ ※ ※
つまり、カラダは機能的に動かすということ。
自分のカラダのパフォーマンスの目的を
はっきり見定めた上で、機能的なトレーニングを
すること。
むやみやたらに
筋繊維を太くしたりしない。
全身の筋肉が調和するよう、
流れるカラダをつくること。
目的に即したカラダを作り込むためには、
部分部分の筋トレではなく
実践のなかで身につけるカラダの流れが
重要であると。
※ ※ ※
イチロー選手の場合は、
イチロースタイルを貫くバッティングフォームの
ためのトレーニングをするでしょう。
空手なら、相手に勝つカラダの機能性を高める
でしょう。
今度、アシュタンガヨガで有名な
ケンハラクマさんとイベントで対談させて
頂きます。
統一性のある流れのあるカラダとは
何なのか?ヨガの見地から詳しく教えて頂こうと
思っています。
↓
ボディケアジャパンさんのイベント
http://bodycare-japan.com/instructor_onokoro.html
僕は12月21日(土)夕方に登壇します!
―おのころ心平
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◎編集後記
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先日水族館に行ってきました。
子育て中のペンギンがいたのですが、
成長した子ペンギンのようで
親ペンギンとほとんど同じ大きさ。
だけど、後ろから心配そうに
寄り添う親ペンギンの姿に
ほっこりした気持ちになりました。
―三浦とも子