【パーソナル健康学】No.64 (2014・2・11)
>>メルマガの購読はコチラから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM おのころ心平
火曜日、金曜日、日曜日と週3回
お送りしております【パーソナル健康学】。
おはようございます。
おのころ心平です。
季節生まれでお送りする
あなたのカラダのパーソナリティシリーズ。
以下の表をご覧下さい。
★冬生まれ
11月 7日~ 1月16日→五元素は「水」
★春生まれ
2月 4日~ 4月16日→五元素は「木」
★夏生まれ
5月 5日~ 7月18日→五元素は「火」
★秋生まれ
8月 7日~10月19日→五元素は「金」
★土用生まれ(4期間あります)
1月17日~ 2月 3日
4月17日~ 5月 4日
7月19日~ 8月 6日
10月20日~11月 6日
→五元素は「土」
※自分の生まれた季節がどれなのか、
上から見つけてみてください。
(季節生まれは、旧暦を用います)
***
さあ、
1月17日~ 2月 3日
4月17日~ 5月 4日
7月19日~ 8月 6日
10月20日~11月 6日
に生まれた方、【土用生まれ】の(3)です。
※五大元素は「土」:
脾臓が強い野心と調整のバランスタイプ、
敵味方をはっきりさせる
***
土用生まれ=各季節の間をつなぐ「調整期間」。
そこに生まれた赤ちゃんのカラダは、
どんな特徴をつくるのでしょうか。
基本的に、土用生まれは
・脾臓(ひぞう)
・膵臓(すいぞう)
・胃
・真皮(表皮の下)
・口
・唇
・乳首
・リンパ循環
といった臓器・器官、働きが強くなります。
これらの器官が強いと、
・調整能力、
・自分の内面と外面を統合する力、
・過去をいまに活かす力、
・いざという時に力を発揮する心構え、
・土台をしっかり支えるサポート力、
・言葉にしっかりと気持ちをのせること、
・人に与える力、受け取る力のバランス
が自然と備わります。
・脾臓(ひぞう)は、新しく
白血球をつくり、古い赤血球を壊します。
・膵臓(すいぞう)は、消化液である
膵液を出し、また血糖値を下げる
インスリンを分泌します。
・胃は、酸度の非常につよい胃酸を分泌し、
食べ物を砕き、殺菌効果もあります。
・真皮(表皮の下)は皮膚の構造をつくり、
キメやお肌の細やかさの土台をつくります。
・口の中では唾液という
最初の消化液が出ます。
・唇は、汗腺がなく、胃腸に熱があると、
すぐに乾燥します。唇の艶は
胃腸が健康な証。
・乳首の状態は、カラダの
リンパの状態を表します。
・リンパ循環は、カラダの毒素の
回収と免疫の機能性を支えています。
逆に土用生まれの方が、
これらの器官に問題が出た場合、
たとえば、貧血、アレルギー、消化不良、
高血糖、胃もたれ、胃痛、お肌の急激な
たるみやしわ、皮膚炎、口内炎、虫歯、
唇の乾燥・腫れ、乳腺炎、しょっちゅう
風邪をひくような場合、根本的な
生活習慣改善が必要と考えます。
***
1月17日~ 2月 3日(冬土用)は、
季節では、冬のピーク、春に向けての準備期間。
体内では、腎臓がピークとなり、肝臓へのバトンタッチ開始。
4月17日~ 5月 4日(春土用)は、
季節では、春のピーク、夏に向けての準備期間。
体内では、肝臓がピークとなり、心臓へのバトンタッチ開始。
7月19日~ 8月 6日(夏土用)は、
季節では、夏のピーク、秋に向けての準備期間。
体内では、心臓がピークとなり、肺へのバトンタッチ開始。
10月20日~11月 6日(秋土用)は、
季節では、秋のピーク、冬に向けての準備期間。
体内では、肺がピークとなり、腎臓へのバトンタッチ開始。
それぞれの季節のピークに生まれた
赤ちゃんには、各季節の特徴が
色濃く反映されつつも、ピークの後
すぐに折り返しが待っているという点で
「調整能力」が身につきます。
心臓破りの丘を越えたあとの、下り坂、
急な崖の底にたどり着いた後の、上り坂
のように、土用という期間は、
アクセルとブレーキの上手な使い方を
その空気で季節がカラダに
教えてくれる期間です。
このようにピークからの変化、
次の季節への準備、というこの世の空気の
ファーストインプレッションは、
この時期に生まれた赤ちゃんにとって
「調整能力」や「適応能力」あるいは
「バランス感覚」を育みます。
これは成長して、状況に適応への
適応能力として、リリーフ的役割を
きっちりこなす人、玄人的仕事に徹する人、
縁の下の力持ちなどに開花していくことに
なるかもしれません。
***
これは、脾臓という臓器の
場所そのものと連動してきます。
脾臓は、左の上腹部にあり、
上方は横隔膜に接していて、
内側は左の腎臓と接しています。
ふつうは肋骨の下に隠れていて、
体表からふれることはできません。
腹部を輪切りにした断面図を見ると、
手前に胃があり、その裏側に、
まさに秘蔵されているように
脾臓が位置しているのが見て取れます。
あるで脾臓は、裏舞台から
その日の「胃」の動きを
監視しているかのようです。
東洋医学おいても、
「脾」と「胃」とは、
陰と陽のセットになっています。
陽が胃で、陰が脾です。
「胃」が活性化している時は
「脾」が停滞し、
「脾」が活性化している時は
「胃」が停滞する
関係にあるとされています。
そして僕は、この2つに臓器には
もうひとつの陰陽が成り立っている
のではないかと考えています。
胃が、顕在意識。
脾臓が、潜在意識。
そう、意識の世界においての陰陽です。
脾臓が、現代医学おいて目立たない
臓器であるのは、まさに潜在意識を
担当しているからだと思います。
土用生まれの赤ちゃんは、
潜在能力、潜在意識の活用、あるいは
過去の経験の蓄積を今に活かす
いった能力が発達します。
これは、肉体的には
免疫系に顕著に現れます。
免疫とは非常に個性的に働きますが、
それは人が背負っている潜在意識が
やはり個性的であるということの
証拠なのです。
土用生まれは自ら個性的で
ありながら、人との距離感が
非常にうまい人が多いです。
そして、表に出るよりも、
陰で支える実力者…
まとめ役、幹事長、舞台演出や
プロデューサー、陰のフィクサー(?)
といった人が多いようです。
***
土用生まれの特徴は
ふだんの「座り方」がポイントです。
脾臓の働きは、座っているときの姿勢に
大きく影響を受けます。
座ってする作業とは
どんなことがあるでしょう。
・デスクワーク
・食事
・移動(新幹線、飛行機など)
・あと、トイレですね
中でも、食事中の姿勢には
土用生まれの方はとくに気をつけてください。
またどっかり座って、周りの人に
あれをとって、これをとって、
などと指示を出すようなことになったら
注意が必要です。
すぐに立てるような姿勢が
心地よい座り方なのです。
***
土用生まれの人にとって、
体調が崩れる時は、必ず、
まず食べ過ぎがあります。
ちゃんと姿勢をただして
食べる癖がついている人は、
あまり食べ過ぎません。
これは同じく、仕事の量にも
関係してきます。
姿勢の悪いデスクワークは
能率があがりません。
適正な時間で適性に消化し、処理する。
それも正しい姿勢で座ることから。
とにかく土用生まれの人は、
食べるとき、仕事をするとき、
「座り方」にこだわりましょう。
***
季節のピークとそれにつづく調整期間を
最初のファーストインプレッションで
感じて生まれてきた土用生まれにとって、
物事のピークの後には、
必ず切り返し時期がくることを
肌身にしみて知っています。
目に見えるものの背景に
それを動かし調整し、制御する何か…
それを感じ取る能力に長けている
と言えるでしょう。
食べものも、見た目の美しさや味、匂いも
さる事ながら、カラダに入ったあとの
働きの方に注目するかもしれません。
***
また座るとは、視点を変えれば
「寝る」と「立つ」の間の行為です。
合間、間(あいだ)、中間…
どこまでも間を取り持つのが
土用生まれの宿命。
土用生まれの人は生まれながらにして
「関係性を機能させる」ことの
重要性に気づいています。
土用生まれの人は、食欲不振や
胃もたれが起きたような時は
しっかり時間をとってカラダを
ケアしてあげる必要があります。
また、いくら食べても食欲が
満たされないようなことが多い時は、
脾臓にストレスが
たまっている時だと言います。
そんな時は、左の背中を
マッサージしてもらうことを
おすすめします。
またカラダに無理のない座り方を
とことん研究して生活習慣に
取り入れましょう。
土用生まれの人は、リズムのいい消化力
および、意識的な座り方によって、
カラダの血液の質を向上させ、
免疫力をとても上手に機能させる
ことができるでしょう。
土用生まれが本領を発揮すると、
類いまれなる調整能力で
政治力を活かすでしょう。
誰もなすことのできない成果を
他人の能力やチームを結集して
上げることが可能になります。
***
土用生まれが季節の特徴を
上手に生かせると、
・関係性(あちこち結んで機能させる)
・調整力(利害関係も誰もが納得のいく収め方)
・プロデュース力
・演出力
・過去の経験(自分だけではなく過去の英知)をうまく応用する力
・いかなる状況にも適応できる能力
を生じさせます。
一言でいうと「信頼感」です。
成果というのは、個人個人の能力
というより、出会い・関係性を
マッチングさせること、そしてそれを
いかに演出するかにかかっている
ということを知っています。
そのアンテナは、
・仕事の量
・食べる量
によって感度が左右されます。
これが土用生まれの人のパーソナリティ…、
もちろん、全員が全員
この通りにはいかないでしょうが、
季節が授けてくれたあなたの
カラダの能力を活かせるかどうかは、
あなたの意識次第。
土用生まれの方は
「食べる量・作業する仕事量」が
いまの自分の器にマッチしているか
の問いかけと「座り方」にふだんから
意識を向けましょう。
⇒さあ、各季節の解説が
いったん終了しました。では、
その各季節生まれのパーソナリティは
どんな相性を生じさせるのでしょう。
次回をお楽しみにー!